経済学部生による企業訪問 平成24年度「JFE 条鋼株式会社」

平成24年度企業訪問「JFE 条鋼株式会社」

お話
JFE 条鋼株式会社、総務部長 幸島雄一さま、総務部GM 中村誠さま、総務部 吉田高洋さま、
営業総括部主任部員 難波威顕さま、技術部主任部員 藤本義文さま
聞き手
中村良夫(経済学部教授)
経済学部3、4年生15 名

(2012年8月6日JFE 条鋼本社新橋住友ビルにて)

はじめに

JFE 条鋼株式会社さまのご好意により、平成24 年8 月6 日(月)に、経済学部3、4年生15 名がJFE 条鋼本社(新橋住友ビル)にお邪魔して会社のお話をうかがい、また、経済学部生向けに「企業で働くということ」について質問をしてさまざまなアドバイスをいただくという貴重な機会を与えていただきました。

当日はJFE 条鋼総務部長幸島雄一さま、総務部GM 中村誠さま、総務部吉田高洋さま、営業総括部主任部員難波威顕さま、技術部主任部員藤本義文さまにご参加いただき、なごやかに(というより爆笑の連続でした)楽しい時間を過ごさせていただきました。総務部長からご挨拶いただき、双方の自己紹介をした後は、会社概要の説明をパワーポイントやビデオを使って行っていただき、その後は学生からの質問に答えていただくという時間でした。単なる企業説明ではなく、学生に対して社会人の先輩からのアドバイスをいただいた部分が多く、たいへん貴重なことを学ぶことができました。

JFE 条鋼は、2012 年4 月のJFE 電炉グループの統合によって、粗鋼生産規模で国内トップクラスの電炉鉄鋼メーカーとして発足したばかりという非常にお忙しい時期にもかかわらず、そのスピード感あふれる企業再編の様子やエネルギーと環境問題にまつわる現代的な問題との関わりについて、さらには震災で大きな被害を受けた仙台製造所の半年での復興とそのご苦労についてなど、驚きと感動の連続でした。経済を学ぶ学生として、そしてごく近い将来社会に出る人間として、得るところの多い機会でした。そのため学生の質問が尽きず大幅に時間を超過してしまいましたが、こころよく真摯に対応していただきました。そんなお話ぶりの中にこそ企業のカルチャーがにじみ出るものだと感じました。

大学に戻ってから学生に話を聞きましたが、高い技術を持っている会社であること、人のつながりがとても大事にされていることが強い印象を与えたようです。私自身にとってもよい経験となりました。

経済学部教授 中村良夫

(左から)吉田さま、幸島さま、中村さま、藤本さま、難波さま

学生は遠慮なくさまざまなことを質問させていただきました

貴重な資料とあわせて興味深い説明を聞かせていただきました

学生の声

以下、学生からの御礼と感想を一部紹介します。

4年 小林研二朗

この度は、お忙しい中お時間を作って頂きありがとうございました。普段は聞くことのできない鉄鋼業界の話や会社生活での今後のアドバイスなど、これから社会に出るにあたって大変為になりました。社会に出てからも、これを励みに頑張っていきます。質問内容は、「電炉の材料であるスクラップ鉄はどこから集めているのか?」ということで、「基本的には地産地消であるが、相場によっては海外などから購入することもある。スクラップの発生国はアメリカ・日本・ロシアなので、国内でまかなわれることが多い。」と教えていただきました。また、「日本の技術力とは何なのか?」という質問に対しては、「日本人の国民性からくる、勤勉さや研究熱心なところが技術力と呼べるものを大きく左右している。また、日本の製品は諸外国と比べて安定性が抜群である。」と答えていただきました。

3年 森部弘高

先日は、普段の生活ではなかなか知ることが出来ない、会社の内部のお話や、社会人としての心構えなどを伺うことができる貴重な機会を与えていただいて、大変ありがとうございました。JFE条鋼仙台製造所が東日本大震災で被災されたとき、わずか半年で営業を再開されたというお話を伺い、人と人とが団結して困難を切り抜けていくことの大切さを感じることができました。私も、これからは人との繋がりを大切にし、困難に直面してもあきらめぬよう努力していける立派な社会人を志そうと思います。本当にありがとうございました。

以下に、質問内容と答えていただいた内容、感想の方を記載させていただきます。

質問内容
現在の学生の様子は、昔の学生とはかなり違ってきているというお話を伺ったので、現在の学生には全体的に見てどのような改善すべき点があるかを質問させていただきました。
答えていただいた内容
現在の学生は人との結びつきが希薄になりがちで、他人と相談できずあきらめることが比較的早い傾向にあるため、もっと人との結びつきを大切にした方がよいと伺いました。人間関係が希薄であると、困難に直面したとき、一人であれこれと悩んでしまい、他人に相談することができません。その結果として、根気よく頑張る気持になれなかったり、ストレスから心労を抱えて仕事を辞めることにつながってしまうこともあります。仕事を辞めてしまうことは、せっかくの就業機会を失いゼロの状態になってしまうため、とても勿体ないことです。そのため、強い絆で結ばれた人間関係、特に話がしやすい同期の人との関係は大切にしなくてはなりません。人との結びつきを大切にし、互いに支え合いながら困難を乗り越えていくことで、自分の仕事に自信と誇りを持つことが出来るようになり、愛社精神も強固なものになっていくと教えていただきました。
企業訪問の感想
リサイクルという言葉はよく耳にしますが、その現場はどうなっているかを知る機会は滅多にありません。今回のJFE条鋼株式会社さんへの企業訪問は、電炉を用いて鉄資源をリサイクルする現場を紹介していただき、環境保護に企業がどのように取り組んでいるかを知る貴重な機会となりました。また、東日本大震災の被災を乗り越えるべく、社員の方々が一体となって営業再開に向けて取り組まれたお話を伺ったとき、団結して支え合うことの大切さを実感することができました。今回の企業訪問で教えていただいたことを胸にこれからも前向きに頑張ろうと思います。

3年 原田 舞子

先日は貴重なお話をお聞かせ頂きありがとうございました。

鉄鋼産業についてのお話はもちろん、社会人の先輩としてのアドバイスも大変参考になりました。自身の将来の仕事として個人向け営業を考えていたが、今回イメージしにくかった法人 向け営業について「新規顧客は少なく、長年付き合いのある企業を相手にすることがほとんど。個人ではなく、商社や技術の人間と組んだりする個人の能力ではなく、会社として製品の良さ をアピールすることが重要。」と教えていただき、詳しく知ることができて興味を持ちました。また、人事が求める若者像について直接お話を聞けたことで、今後の就職活動の励みになりま した。

3年 轟哲男

先日は貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。担当の方のお話から、多くの人と出会い、色々な物事に興味を持つことの大切さを実感できました。この経験を生かせるように日々生活していきたいと思います。ありがとうございました。私の質問は、「JFE 条鋼様の今後の目標、課題は何か」に関してでした。それに対して、「四つの企業が統合して新生JFE条鋼となったばかりで、まだうまく機能していない部分がある。できるだけ早く統合によるプラスの利益を生み出せる様にしたい」ということでした。

企業訪問をしてみて感じたのは、思っていたより社員のみなさん同士の雰囲気が堅苦しくなかったことです。お聞きした話の中にもあったように、人と人との繋がり、人間関係の良さが仕事の効率や成果にも関係しているんだと感じました。最近の学生に足りていない部分だともお話されていたので、人付き合いを大切にしていこうと思いました。

3年 杉田 文

この度はお忙しい中お時間割いていただき、貴重な機会を与えてくださりありがとうございました。ホンネで私たちの質問に答えていただけたということがとても嬉しく、そして有意義な機会になりました。ありがとうございました。

4年 福田翔平

この度は、企業訪問の機会をもうけていただき、ほんとうにありがとうございました。社員の方々の明るく楽しい雰囲気のもと、有意義な時間を過ごすことができました。これから先、もしご縁があれば、よろしくお願いいたします。

4年 依田智

今回の訪問では、普段聴けない話や意外な話などを聞くことができ、それらはとても興味深いものでした。私たちのために貴重なお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。

4年 鴻戯和秀

先日は貴重なお話をありがとうございました。その際に聞かせていただきましたお話では、業界のことだけでなく、実際にされているお仕事や社会人としての心構えまで詳しく教えていただき、一つ一つが大変勉強になりました。また、私は現在就職活動中ですが、自身の就職活動を見直すうえでも参考になりました。本当にありがとうございました。

3年 藤田大地

この度は貴重なお時間ありがとうございました。「会社が求める学生像」といったお話を、直接皆さま方の口からお聞きすることができましたのは就活という点を考えましても貴重な経験になったと思います。また私たち学生の質問に対して、答えようと真面目に考えていらっしゃる姿がとても印象的でした。なかなか答えにくい質問もあったと思いますが、しっかりと答えていただいたおかげで面白い話しを聞くことができました。本当にありがとうございました。

3年 菅江聡

先日は、私たちのために貴重な時間を割いていただき本当にありがとうございました。いわゆる就活本やインターネットでは知ることのできない、企業の方の本音を知ることができ、これから就活を控える私たち3年生にとって大きなアドバンテージになりました。私たちが成長する機会を与えてくださったJFE 条鋼様に改めて感謝します。ありがとうございました。

4年 津谷拓輝

先日は貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。ネットが発達し、個々人の繋がりが弱くなっているということは、自分の身の回りでも感じることが多いので、「人同士の繋がりを大切に」「喜怒哀楽のあるやりとり」と言ったことはとても共感でき、印象に残っています。私の内定先も貴社のように人との繋がりを大切にしている企業なので、今回のお話をしっかりと胸に留め働いていきたいと思います。繰り返しになりますが、本当にありがとございました。

4年 徐申麗

私は就職活動において商社と金融を志望していたこともあり、御社も含め他のメーカーの説明会には参加することができませんでした。後になってから日本のメーカーは、世界から高い技術を評価されていることを知り、就職活動で得られなかったメーカーの知識を知る機会だと思い、今回参加できたことに嬉しく感じております。御社の会社訪問で感じたことは二つあります。一つ目は、素晴らしい技術があることと二つ目は、「人」との繋がりを大切にしている会社だと感じました。まず技術面において、まだ日本で普及されていない電炉の技術を用いて循環型社会を目指していくこと、同じ商材の鉄でもやはり海外で作られた鉄よりも質が良いといった点で、長年の経験と検証によって海外から高い評価を得られているのだと思いました。そして、社員さん同士のつながりによって愛社精神が生まれることは、外資の(勝手なイメージですが)個人の実力主義といった環境ではなく、日本の企業文化の表れであり良いモノ作りのできる環境があるのだと感じることができました。


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