第9回欧州英語討論会実施報告

—ストラスブール大学(フランス)、ローハンプトン大学(イギリス)
及びイーストアングリア大学(イギリス)を訪問して—

第9回欧州英語討論会は10月22日ストラスブール大学で開会し、10月30日イーストアングリア大学で閉会しました。

最初の訪問校ストラスブール大学では教育学部院生に、本学部生が日本の「小学校英語教育」についてプレゼンテーションを行いました。その後、Prof. Eloise Caporal とDr. Christine Helotが討論の進行役となり、お互いの国の英語教育について討論しました。参加したストラスブール大学院生の多くが既に教員として教育現場を経験していることもあり、掘り下げた討論を展開することができました。また、Prof. Caporal とDr. Helotの示唆に富む助言のおかげで日本社会でもフランス社会でも高度な英語力の必要性が高まっていくことについて深く考察し分析することもできました。討論会後、交流会が催されましたが、英語教育についての話題はそこでも尽きることがありませんでした。

ローハンプトン大学生とランチ

ローハンプトン大学生とランチ

ローハンプトン大学のキャンパス案内

ローハンプトン大学のキャンパス案内

ローハンプトン大学で討論会

ローハンプトン大学で討論会

10月26日ストラスブール大学を後にし、YNU訪問団はTGVとユーロスターを乗り継ぎ、ロンドン市内に見事なキャンパスを持つローハンプトン大学経営学部に向かいしました。ここでは本学部生による「日本における移民」と「不平等」についてのプレゼンテーション、講義参加、学生自治会役員との交流など多彩な日程が組まれていました。

月曜日午前中はProf. Christopher Bondの講義に参加し「文化的アイデンティティーの問題」について学びました。この講義では自分の文化的アイデンティティーに必要不可欠なものとして何を基本的に想定しているか、自問自答することになりました。午後は本学部生が歴史的観点から「移民について」プレゼンテーションを行いました。結論として「21世紀、日本が採用すべき移民政策は移民同化政策である」と主張したところ、出席者のDr. Joyce Jiangから興味深い結論を導きだすことができたというコメントをもらいました。

2日目火曜日の午前中は本学部生が「不平等」についてのプレゼンテーションをした後、Stephen Drinkwater教授の指導のもと、不平等問題のさまざまな局面を分析しました。 この討論会では“Capital in the Twenty-First Century” (Thomas Piketty著)がテキストとして使われ、その内容を理解した上で、不平等の測定法やヨーロッパと日本における不平等の原因と結果を比較対照しながら考究することができました。


イーストアングリア大学でのプレゼン

イーストアングリア大学でのプレゼン

翌日7時半に4時間かけノーリッジに向けて移動し、イーストアングリア大学到着後、政治・哲学・言語コミュニケーション学部長であるLee Marsden教授の歓迎の挨拶を受けました。13時半、Mika Brown教授の司会により討論会が始まりました。両大学の学生が「映画」、「ファッション」、「料理」、「デザインとイノベーション」などといった同じテーマでプレゼンテーションを行いました。どのプレゼンテーションでも日本文化や日本社会が精査されており、海外から日本がどのように見られているか、興味深く洞察することができました。討論会後の交流会では両大学の学生が活発に異文化比較の話題に花を咲かせ有意義な交流会となりました。

European Parliamentの訪問

European Parliamentの訪問

欧州英語討論の目的はオーセンティックな場面でアカデミックなプレゼンテーション及びディベートをすること、国際交流を促進すること、訪問国と共通する経済問題について知見を深めることです。これらの目的は、3大学を訪問した8日間で充分達成できました。

討論会に加え、今回、本学のメンバーは欧州議会を訪問しEUの舞台裏を検証することができました。ガイドのミッシェル氏はEUの歴史やストラスブールの地、そして議会内の党派や、日々必要とされる莫大な翻訳の仕事量などといったことに関しても詳細に説明してくれました。

今回が初めての海外旅行となった参加者も多くいましたが、欧州英語討論会に参加したことにより、参加者全員の学生生活に新たな視点と経験が加味されたと思います。本学部生が行ったプレゼンテーションや分析結果は3大学から、高い評価を受けました。毎回のことですが、現地へ赴くこの旅は欧州英語討論会のクライマックスであり数ヶ月にわたる徹底したリサーチや準備そしてアカデミック英語の学習の集大成を披露する場です。

第9回欧州英語討論会メンバーが2014年11月14日に国際交流ラウンジで成果報告会を開きます。関心のある学生は是非参加して下さい。

European Parliamentの訪問

European Parliamentの訪問


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