教育

GBEEP(2022年度以前入学生対象)

プログラムの概要

グローバル化が進むビジネスの場で不可欠な「経済学と経営学の両方の専門性」と、「英語による実践的なコミュニケーション能力」を兼ね備え、国際的に展開するグローバル企業で、エキスパートとして活躍する人材の育成をめざして、経済学部では本学経営学部と共同でGlobal Business and Economics教育プログラム(GBEEP)を提供しています。
本学部実施の入学者選抜によりこのプログラムに入学した学生は経済学部に所属します。卒業時に取得できる学位は学士(経済学)です。
※経済学を主専攻とした場合は経営学を副専攻とし、経営学を主専攻とした場合は経済学を副専攻とします。

プログラムの特色

本プログラムは以下のような独自の教育体系を用意しています。

2つの専門性

経済学に基づくマクロ的な分析能力と統計処理能力、経営学に基づく組織・戦略マネジメント能力、会計・財務分析能力の2つの専門性を修得します。2つの専門領域を学ぶため、卒業に必要な単位数は132単位以上で、通常のプログラム(124単位以上)よりも多く設定されています。

英語による専門教育

GBE(Global Business and Economics)科目として英語による専門科目を充実させています。経済学・経営学のそれぞれでGBE科目を履修し、ビジネスの場で使える英語力を身につけます。また、英語での実践的な課題解決能力を育成する課題プロジェクト演習も設けられています。

実践的な国際教育

海外学修科目を卒業に必要な単位とし、実践的な国際交流教育が用意されています。海外の協定大学等への留学、欧州やアジアでの現地学生との英語討論会、海外の大学でのサマースクールへの参加を通じて、英語によるコミュニケーション能力の飛躍的な向上をめざします。

科目例

課題プロジェクト演習

少人数制の授業を通して、「テーマの理解」「資料・分析・整理」「論理構成力」「プレゼンテーション」「ディスカッション」「コミュニケーション」「マネジメント」の7項目の「問題解決能力」獲得をめざします。各学生による目標設定、学生と教員による中間評価、最終評価を行います。授業の多くは英語で行われます。

4年間の学びのプロセス

1年次

経済学部入学者は経済学主専攻、経営学部入学者は経営学主専攻。両者ともに経済学と経営学の基礎を学ぶ。学部導入科目を履修して、大学の学びで必要となるリテラシーを身につける。

  • 専門基礎科目〈科目例〉 ミクロ経済学入門、マクロ経済学入門、グローバル・エコノミー入門、経営学概論、会計学概論、経営科学概論

2年次

主専攻・副専攻のそれぞれの基幹となる科目を履修し、基礎を固める。また、GBE (Global Business and Economics) 科目を履修し、実践的英語能力を身につける。

  • 専門基幹科目〈科目例〉 数理統計、計量経済学、International Economics、Global Economy、ビジネス・エコノミクス、財務会計論、管理会計論、マーケティング論

3年次~4年次

主専攻に重きをおきながら、経済学・経営学の応用科目を学修し、専門知識を高めていく。2年次に引き続き、GBE 科目を通して、英語のコミュニケーション能力を高める。希望者はゼミナールに所属し専門性を高めることができる。

  • 専門応用科目〈科目例〉 途上国経済、比較農業政策、金融論、国際貿易政策、International Trade Policy、Statistical Theory and Application、イノベーション・マネジメント論、国際市場戦略論、International Business

海外学修

世界で活躍しているビジネスパーソンから英語でレクチャーを受けます。 アジアに根ざしたグローバル経営に求められる国際理解と英語コミュニケーション能力に加えて、マネジメント概念についての基礎的な専門知識・能力を獲得します。

本プログラムでは、海外学修(下記①~③のうち1つ以上)の選択が必須となります。

① Applied Economics Intensive(海外の大学でのサマースクール)への参加

② 欧州・アジア英語討論会(海外協定校訪問と現地学生との英語討論会を中心とした交流活動)への参加

③ 海外協定校等への留学

予想される進路

グローバルに事業展開する日本企業(製造業・総合商社・金融機関など)、外資系企業(製造業・金融機関など)、国際機関職員、国内外の大学院への進学