教育

産業連関表・大学連携事業研究会にて学生が研究発表を行いました

10月24日に、経済学部居城ゼミは、本学と神奈川県との包括連携協定のものと、神奈川県統計センターを訪問しました。本事業は5年連続の開催になりますが、ここ2年はコロナにより影響を受け、遠隔での開催となっておりました。本年は、コロナ対策に留意した上で参加人数、感染対策を講じて3年ぶりの対面開催となりました。

当日は、学生がかながわ県民センター、1階、2階を見学したのちに、統計センター内を見学し統計センターでの業務について説明をうけました。その後、かながわ県民センター12階第1会議室にて開催された産業連関表・大学連携事業研究会にて以下のような内容の研究発表を行いました。


写真:
(右上・右中)かながわ県民センターについての説明を受けました。

(右下)神奈川統計センター内で統計センターの業務についての説明を受けました。


1.明石海峡大橋の経済規模の特定について

経済センサスを使った淡路島産業連関表の推定とその推計結果の兵庫県全体と比べた特徴と、そこからどのように明石海峡大橋の経済規模を特定するか、発表しました。





2.産業連関表を用いた桐生市織物産業への和装離れの影響分析

桐生市の伝統産業である和装部門が地域経済にどのような影響を与えてきたか、その部門どのように推定するのか、和装部門が既存の部門においてどこに含まれているのか、などを発表しました。





3.あま市における平成の大合併の波及効果

平成の大合併により七宝町、美和町、甚目寺町が合併して誕生した愛知県のあま市の成り立ちと、その合併効果について発表しました。






4.プロ野球・独立リーグがもたらす地域経済への効果

日本海オセアンリーグの成り立ちとそこに所属する富山GRNサンダーバーズの活動、コロナ禍における努力、その地域経済に与える影響について発表しました。






5.江ノ島電鉄における沿線住民優先乗車がもたらす経済効果

観光客増加に伴う江ノ電の混雑の問題について、江ノ電沿線住民等証明書により沿線住民が行列に並ばず優先的に乗車できるようにした社会実験がもたらす経済効果について、プラス面とマイナス面を含めて発表しました。