教育

経済学部インターンシップ科目及び5年一貫教育のガイダンスを実施しました

横浜国立大学経済学部では、理論と実践を融合した教育を通じて、学生が社会の多様なニーズに対応できる力を養うために、以下の3つの専門プログラムを整備しています。

  • インターンシップ科目(一般プログラム学生対象)
  • 課外型データ分析演習(DSEP学生対象)
  • 5年一貫教育プログラム(DSEP、LBEEP、Econ-Route学生対象)

2025年5月9日に開催された学部生向けガイダンスでは、それぞれの趣旨や得られるメリット、申請から修了までの流れについて詳しく説明がありました。

本稿では、ガイダンスで共有された各プログラムの概要と参加メリット等のポイントを整理し、皆さんの今後の学びと挑戦に役立つ情報をお届けします。

インターンシップ科目(一般プログラム学生対象)

経済学部では、就職と教育の支援活動の一環として、企業における学生のインターンシップを積極的に進めています。 本科目では、経済学の研究意欲向上や進路選択に役立てる目的で、学生が企業や自治体などにおいて自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行います。これまでにも、保険業界、金融業界、インフラ業界、さらには官公庁といった多岐にわたる分野で、多くの学生がインターンシップを経験しています。本日のガイダンスでは、インターンシップ前後の流れ(事前研修や当日の動き、成果報告会の実施内容など)や単位認定制度について説明されていました。

課外型データ分析演習(DSEP学生対象)

DSEPに所属する学生向けには、「現場でデータやデータサイエンティストがどのような役割を果たし、どのような意義を持っているのかを実践的に理解する」ことを目的とした「課外型データ分析演習」という専用科目が設けられています。一般的なインターンシップ科目と比較して、この演習はデータサイエンス分野に特化している点が大きな特徴です。本日のガイダンスでは、インターンシップ前後の流れ(事前研修や当日の動き、成果報告会の実施内容など)や単位認定制度について説明されるとともに、前年度経験した学生の発表資料等が共有され、今年度受講する学生にとって本演習への理解が一層深まる機会となりました。

5年一貫教育プログラム
(DSEP/LBEEP、Econ-Route学生対象)

向学心の高い学生のために、学部4年間と大学院博士課程前期1年間を合わせた計5年間で修士の学位を取得できる「5年一貫教育」を展開しています。早期から大学院レベルのより専門的で発展的な内容を学ぶことが可能となり、高度な専門知識と研究能力を身につけることができます。本日のガイダンスでは、本プログラムへの申請資格、選択できる専攻内容、そして大学院入学後の学修の流れについて説明がありました。

課外型データ分析演習について実施例をもとにした案内がありました
課外型データ分析演習について実施例をもとにした案内がありました
5年一貫教育プログラムを活用する先輩から本プログラムの魅力についてお話しいただきました
5年一貫教育プログラムを活用する先輩から本プログラムの魅力についてお話しいただきました

学生広報サポーターの感想

私はDSEP生として、これまで特に統計学や計量経済学といったデータサイエンス分野の学習に力を入れてきました。今回のガイダンスで説明された「課外型データ分析演習」は、まさに私が大学で培ってきた知識やスキルを実際のビジネスの現場で試し、さらに深める絶好の機会だと感じ、非常に興味を持ちました。過去の成果報告会の様子を拝見すると、先輩方が生成AIを活用した新規事業の創出や、実際の企業データを用いた課題解決に生き生きと取り組んでいる姿が印象的でした。インターンシップに参加する際には、社員の方々から謙虚に学び、失敗を恐れずに様々な分析や提案に挑戦し、将来的には、大学で学んだデータサイエンスの知識、特に統計学や計量経済学の専門性を活かして、企業が抱える複雑な問題を解決に導けるような人材になりたいとより一層思わせるような素晴らしい機会でした。

経済学部3年 学生広報サポーター