キャリア

経済学部の4年間

Iさん(男子学生)の4年間

2015年入学 2019年卒業
愛知県出身 一人暮らし
卒業後、農林水産省入省

入学前

  • 後期入学で、下宿は受験後すぐに仮押さえし、合格発表後に契約。
  • 家賃は4万円。大学から徒歩10分。
  • 一人暮らしをはじめたのは、3月30日からで、4年間同じ場所に住んでいる。
  • 家具等は実家から持ち込むと同時に、横浜でも購入。

一年目

専門基礎科目は法学入門以外の5科目を履修。基礎演習、コンピューターリテラシーやデータ解析演習も受講。第二外国語は中国語を選択。一年目は専門の科目が少ないため、一般教養科目を多めに履修上限まで選択。春学期は成績優秀者表彰を戴いた。

サッカーサークルに入り、週に2回授業後に練習。また、年に数回大会合宿に参加。
1年生の7月より家庭教師のバイトを始める。また、8月からは大学会館の掲示板に載っていた割烹料理屋でのバイトも始める。さらに、イベント設営スタッフのバイトも1年生の夏と春の休み中のみ行う。

二年目

2年目はミクロ経済学、マクロ経済学、地域経済政策などの経済学部の講義と同時に経営学部の講義(行動科学)も履修。語学も一年目と同様に英語と中国語を選択し、一般教養科目の必修分に到達。

引き続きサークルの練習、大会に参加。11月よりサークルの会長になり、大会合宿、イベントの準備、経理等の運営に携わる。

10月より週1回3時間で小・中学生に勉強を教えるボランティア「ほどがや無料塾」に行き始める。卒業時まで割烹料理屋と家庭教師のバイト、ボランティアを継続。

三年目

3年目は現代社会福祉、金融論、ファイナンスなどの講義を履修。
春より池島ゼミに参加。地域経済や地産地消に関する輪読、田植え・稲刈りといった課外活動、共同での調査分析を行った。調査分析活動では横浜市農業の地産地消について農家、卸売業者、小売業者にヒアリングを行うとともにデータ分析を行い、その結果を学内のみならず、市役所職員に対して発表したり、また、ゼミでの海外研修先であるアメリカの大学で発表したりした。

サークルの会長として、4〜5月にかけて新歓を行い、練習、大会合宿、イベントの準備に追われる日々を過ごす。

公務員を目指し、5月から予備校に通い始める。サークル、研究調査等で忙しく講義に出席できない時もあったが、一区切りついた翌年3月頃から本格的に試験に向け勉強を開始。

四年目

卒業単位数に到達していたため、ゼミと課題プロジェクト演習地域経済のみ受講。卒業時には成績優秀者表彰を戴いた。

授業のある日は図書館で、授業のない日は予備校で公務員の試験に向け一日中勉強。6月頃筆記試験を受け、7月から8月にかけて面接を受ける。8月末の官庁訪問時に農林水産省の内定を戴いた。

ゼミでは去年と同様に輪読を行いつつ、3年時の研究を発展させ、横浜と名古屋の2つの大都市における農産物の地産地消について卒論を作成。内定後の9月以降は農業の現場について学ぶために摘果ミカンを利用したジュース作り、農福連携を行う団体へのヒアリング等の課外活動に参加した。

大学生活

1、2年生の時は授業とバイトとサークルを繰り返す毎日だった。履修した授業も座学ばかりで活動的なものがなかったが、ボランティアを始めたことにより、現場に行き、直接見ること、聞くことの大切さを知った。それ以降、ボランティアやゼミでの課外活動等の様々な活動に参加するように心がけた。

入省後の生活

4月からすぐに配属され、班の事務的な仕事から政策に関わる様なデータの作成まで幅広く経験を積んでいる。実務的な研修や農業者の話を聞く勉強会の機会もあり、日々自己研鑽に励んでいる。また、国会議員の先生方が出席する場に参加する機会もあり、霞ヶ関ならではの貴重な経験となっている。