横浜国立大学大学院国際社会科学研究院 教授 岡部 純一先生(満62歳)におかれましては、2021年8月15日(日)に逝去されました。
岡部先生は2004年10月に横浜国立大学大学院国際社会科学研究科の教授として着任され、経済学部および研究院教授としての期間を含め、経済統計などの講義や演習を通じて、経済学部と大学院の教育と研究指導にあたり、多くの優れた人材を育成されてきました。また、研究面では、経済統計を専門として、インド農村の統計制度に着目し、現地研究機関との連携を通じて、より実態に即した分析を心掛け、多数の研究成果を発表されてきました。
岡部先生の突然の訃報は残念でなりません。謹んで岡部純一先生のご冥福を祈ります。
「経済学の諸課題II」での岡部先生
講義をする岡部先生
主な研究成果
岡部純一,『行政記録と統計制度の理論—インド統計改革の最前線から―』日本経済評論社, 2018年(ISBN: 978-4-8188-25).
Jun-ichi Okabe and Aparajita Bakshi, A New Statistical Domain in India: An Enquiry into Village Panchayat Databases (Ver.2, Paperback), Tulika Books, 2018(ISBN: 978819340152).
岡部純一,「行政記録と統計制度―ヨーロッパとインドの統計改革に関する比較分析― 」『エコノミア』68(2), 2018年, pp.23-71.
Jun-ichi Okabe, “Village Spatial Information in India: A Case from Palakurichi Village in Tamil Nadu ”, Center for Economic and Social Studies in Asia (CESSA) Working Paper 2021-01, 2021, pp.1 – 13.
Jun-ichi Okabe, “Availability of Maps for the Village in India ”, Center for Economic and Social Studies in Asia (CESSA) Working Paper 2020-01, 2020, pp.1 – 8.