国際教育

2010年度交換留学(派遣)生現地レポート

MKさん
オスナブリュック大学(University of Osnabrück)
平成22年10月~平成23年5月の月例報告より抜粋

10月:留学生のためのウェルカムウィーク

今週の月曜日から、冬ゼメスターが始まりました。

学期が始まる前に留学生のためのウェルカムウィークというのがあって、銀行口座の開設、外国人登録の手続き、そして留学生のためのドイツ語講座もあってとてもいい対応をしていただいています。

ビザ

日本人は3カ月の滞在ならビザが必要ないため、銀行の口座を作るのに少し手間がかかりました。銀行によって対応が違うみたいです。

11月:大学での教育

専門の授業を受けて感じるのは、生徒の授業に対する臨み方が全く違うことです。みんな予習・復習をきちんとやっていて、よく授業中にも質問や議論が行われています。この点は国大の授業と大きく違うところだと感じました。

また、大学側がパーティーや週末に留学生向けの日帰り旅行などを企画してくれることも大きな違いだと思いました。先日は、企画の一環として、アンネ・フランクが最期を迎えた収容所として有名な、ベルゲン・ベルセン強制収容所へ行くことが出来ました。

オスナブリュック大学院の経済学部の方が、チョコレートブランドを日本に進出させるにはどうしたらよいか、というプロジェクトを今行っていて、お話を聞く機会がありました。

12月:クリスマスと大学生活て

12月に入ると、クリスマス休暇と来年のテストに向けて大学全体が慌ただしくなっているように感じられました。

クリスマス休暇はほとんどの学生が帰省していて、留学生も例外ではありません。オスナブリュックに残る留学生はほとんどいませんが、その学生を対象にしたクリスマスプログラムを大学側が企画してくれていて、また対応の良さを感じました。

1月:留学生と期末試験

こちらの学校は1月3日から授業が始まりました。日本と新年の迎え方が全く異なっていて、重要なのは大みそかと元旦だけのようです。授業が始まるのと同時に、多くの学生はテスト勉強を本格的に始めていました。夜遅くまで図書館に残って勉強する人もいれば、1日中自分の部屋にこもっている人もいます。ただ、遊ぶ時は遊ぶといった感じで昼間はしっかり勉強して、夜はパーティーに出かける人もいて、オンとオフをしっかり使い分けている印象を受けました。

テストは授業によって異なりますが、留学生に配慮してくれる場合も多く、筆記を口答テストに変えてくれたり、レポートに変えてくれたりする教授もいます。

2月:テスト期間

大学ではほぼ全員の生徒がテストモードに入っています。こちらのテスト期間は長く、授業によってはテストが最期の授業の日から1ヶ月後に行われるものもあります。そのため学生はテストのために十分な時間が与えられている分、内容はレベルが高いものが求められている気がします。

3月:テスト終了後

テストが終わった人からどんどん春休みが始まっていきます。春休みはほとんどの学部生や交換留学生で半年滞在の学生も実家に帰ってしまいます。 また、来学期のシラバスや履修登録は冬学期が終わると同時に出来るので、春休みの間にしっかり計画を立てることが出来るようになっていました。 春休みに入ると、周りの学生がほとんどオスナからいなくなってしまいます。このままではドイツ語を喋る機会が減ってしまうと思い、1ヶ月間バイエルン州にあるレーゲンスブルクという街で語学学校に通いました。

東日本大地震について

ドイツの原発政策

日本の地震はドイツの原発政策にも大きな影響を与えています。福島原発の放射能漏れを受けて、ドイツでは国内の一部の原発の運転を3カ月間停止することに決めました。

募金活動

語学学校の人達や大学の友達が毎日のように声をかけてくれ、レーゲンスブルクやミュンヘンの教会では、日本のためにキャンドルを灯してくれました。また、募金活動も赤十字などを通じて盛んに行われています。

5月:大学での英語の授業について

語学の授業はドイツ語と英語を取っていますが、特に英語は日本の授業に比べてよりTOEFLの演習に近く、自分から発言することを要求されていて正直付いていくのに必死です。経済の授業も日本の授業と同じで週に2コマあるのですが、そのうちの1コマは演習なので毎週の復習は欠かせません。改めて日本の授業との違いを実感しています。また、テストは7月にあるのですが、今の時期からテストの準備をしている人もいて、モチベーションの高さにも驚きました。

YYさん
ユタ州立大学(Utah State University)
平成22年9月~平成23年4月の月例報告より抜粋

9月:8月末から授業開始、S.I.の支援

通常授業がスタートしています。(8月末日より)

大学内で生徒が楽しめるイベントが多く、ほぼ毎週開催されています。

授業についていくのが大変です。ほぼ毎日図書館の閉館まで勉強しています。ですがS.I.(教授のアシスタントが授業の補足をする特別講義)に出ると勉強の手助けになりますので、週に3回あるS.I.には出るようにしています。

こちらの学生は勉強と遊びのメリハリをしっかりつけて過ごしている様子です。仲良くなった多くの現地学生は、日~木は勉強し、金土遊ぶといったライフスタイルなので、自然と自分の生活もメリハリが付いてきました。

10月:大学での行事と10月の寒い気候について

今月中旬に秋休みがありました(15~17)。Midtermの試験の準備をする学生が多いようです。

10月22日

ホームカミングパーティーがキャンパスでありました。まさにアメリカンパーティーといった感じでしょうか。多くの学生がドレスアップしてダンスを楽しむといった内容です。フォーマルな社交ダンスをする場とダンスクラブの二つの踊り場が設けてあり、なかなか日本の大学のキャンパス内ではできない体験をしました。

10月30日

ハロウィンパーティがキャンパスでありました。パーティ自体はもちろん本格的ですが、それ以上に学生の仮装の手の込み様に驚きました。USUのハロウィンパーティはユタ州内でも有名ということあり、一般のお客さんもわざわざチケットを購入して来場していました。

気候の変化で体調を崩していました。晴れたかと思えば一気に寒くなる急激な温度変化に着いていくのがなかなか大変です。今週から雪も降り始め、本格的な冬到来といったところでしょうか。

11月:ブリザード

Thanksgiving

月末に一週間のお休みがありました。滞在している寮では各部屋が料理を持ち寄ってのお食事会(パーティー)がありました。

11月23日:強いブリザードがLogan一帯を襲ったため休講

こちらは本格的に雪が降り始め、冬の到来です。雪の中を歩くのにはなかなか慣れませんが、ユタ州の雪が有名であるというのには納得のいく雪質です。ただ、豪雪地帯で暮らしたことがないため歩くだけでも非常に疲れます。その上10年に一度のブリザードが山岳部一帯を襲っており、あまりの天候の急変さに驚くばかりです。

12月:期末テスト

12月第二週:期末テスト週間

サンクスギビングの休暇からテスト週間まで期間が短かったのですが、多くのアメリカ人学生は休暇が終わるとテストに向け毎日図書館や部屋で深夜まで勉強している姿が印象的でした。

テスト終了後

冬休み開始。多くの人が旅行に出かけ、一部の交換留学生は1セメスターで帰国してしまうため、別れが立て続けにやって来ました。

ユタ州についての感想

冬休みにはロサンゼルスとニューヨークへと旅行しました。2つのアメリカの大都市に赴いて感じたことは、ユタ州の人たちが如何に綺麗な英語を話しているかということ、そしてユタ州における宗教の力がどれだけ大きいかということです。また、厳しい宗教的規律を重んじているユタ州では、例えばごみのポイ捨てなどがほとんどありませんが、ニューヨークやロサンゼルスの道路の端にはごみが多くたまっています。人々もお構いなしにごみを捨てていきます。同じアメリカでありながら犯罪率の低いユタ州で暮らしていると、ニューヨークの地下鉄でスリの現場を見かけると驚いてしまいます。一国内でこれ程に人、モノ、環境が異なる様子から、アメリカの“多様性”を感じた冬休みでありました。

1月:新学期

1月10日:Spring Semester 始まる

寮に多くの学生が新しくやってきました。中国人とアメリカ人が大半を占めているように思いますが、前学期に比べると人数は少なく、静かで逆に寂しい印象を受けました。

新学期も始まり、第一週目に早速テストや課題があるところにはやはり驚きました。

Loganの気候

何だか春や秋のような陽気が続くことが多く、現地の学生に来てみたところやはり今年の気候は少しおかしいという声が聞こえました。私がこちらに来る前の日本の猛暑同様、Loganでも似たような異常気象が起きているということは、異常気象は現在世界各地で起こっていることに直接気付くことができました。

2月:Conversation partner program

一人の海外からの学生に一人のネイティブスピーカーが割り振られ、週1~2回activityを行うプログラムに参加を始めました。・・・・・・パートナーは親切で、課題のレポートの文法チェックなどを頼むと熱心に指導してくれます。

3月:東日本地震について(募金活動)

日本の大震災を受けて、大学の生徒会と日本人学生が共同で募金活動を行いました。ただお金を募るだけの活動はできないということでしたで、ピンクリボンや赤い羽根共同募金の要領で折鶴を募金してくれた人に渡すために折り紙をしたり等、精力的に協力していました。

4月:

Japan Jam(小規模な学園祭のような出し物)

日本人学生と日本語クラス受講学生(有志)がフェスティバル中の出し物でソーラン節を踊りました。多くの観客が来場し、日本の文化を面白い形で紹介できたのではないかと思います。

Spring semester終了

授業はすべて終わり、試験週間を残すのみです。図書館の開館時間も深夜1時までとなり、多くの学生が至る所で勉強しています。 個人的に大変なのはレポートでしょうか。日本語で伝えたい日本語のニュアンスが、英語にした途端、自分が意図する表現と異なってくることで、言語に映された文化的背景の違いに気づくことがありました。

MMさん
リヨン第三大学(Université Jean Moulin Lyon 3)
平成22年9月~平成23年2月の月例報告より抜粋

9月:8月31日からオリエンテーション

8月31日から2週間にわたってオリエンテーションが開催された。留学生のための不安素後の授業や経済経営の入門の授業が行われた。

9月14からは授業が始まる。一般の学生も授業に来るので、大学がにぎやかになった。

10月:課題とストライキ

本格的に授業が始まり、課題がたくさんでる。もちろんフランス語での解答なので悪戦苦闘している。

今月、ストライキが激しい。通学にメトロが使えないので徒歩で通学している。住居の前が、駐車場なのだが、車が燃やされていた!!!フランスは日本とは本当に違う国なのだなあと実感する。ゴミ箱が燃えているのはもはや見慣れてしまった。

11月:期末テスト

今月末から期末試験が始まる。授業は2カ月くらいしか受けていないので、短く感じる。テスト期間は規定では12月頭から冬休みを挟んで、1月頭までであるが、今月末から始まり12月中に終わるのがほとんどである。

12月:期末テスト、留学生は辞書使用可

経済のテストを受けた。1つは、留学生の多い授業で留学生用のレベルに合わせたテストだったので、私でもなんとかついていくことができた。しかし、もう一つのテストはフランス人学生も多い授業であったので、テストが難しくてあまり理解することができなかった。実際毎日使っているのは電子辞書なのに、いざ試験となると紙の辞書しか使えないので、わずらわしかった。

クリスマス

クリスマスに1週間フランス人の友達の家にお邪魔した。フランスのクリスマスを体験できてとても良い経験になった。クリスマスのディナーが5時間半続いた時は、さすがにきつかったが、これも良い経験になった。

1月:新学期スタート

前期はあまり授業をとらなかったので、今期は自分の興味のある授業をたくさんとった。前期は、先生の話を聞くというよりは、レジュメや板書を頼りにしていたが、今期は先生の発言に対して自分で書き写せるようになった。特に経済系の授業ではかなり理解できるようになった。経営の授業は、日本でも勉強したことがないのでやはり難しいが、新しい科目で違う考え方で社会をみるのは大変興味深い。

2月:来週から期末テスト

前期は1つしか中間がなかったが、今期は英語とマーケティングとミクロエコノミーのテストがある

DHさん
カーディフ大学(Cardiff University)
平成22年9月~平成23年5月の月例報告より抜粋

9月:留学生活開始に当たって

まだ授業は始っておらず、授業の履修や、学内施設利用についての説明会や、サークル、クラブの説明会のみしかやっていません。来週から本格的に授業が始まります。

8月22日にイギリスに到着し、一週経ちました。同じ寮やfreshersのpartyなどで友人も多くできたため、こちらの生活は十分楽しめています。授業の履修に関しては、経済・経営関連の科目を通年で4科目前後、あとは、日本語を学んでいる学生たちと受けられる、現代日本社会とAcademic Writingのコースを受けようと思っています。English Language Supportは無料で受けられるので、フルに活用して、できるだけ早く授業のレベルの英語についていけるようにするつもりです。

10月:Tutorialと授業について

Freshers weekも終了し、lectureに加え、tutorialという少人数の授業、またpresentationの課題なども本格的に始まりました。予習を十分にしていないと全くついていけないので、苦労しています。Tutorialの内容自体はすごく有意義で、lectureで理解しきれなったところも効率よくカバーでき、質問もしやすい空間なので助かります。Tutorialでのdiscussionについていけない日本人学生などには、百濟先生がすぐにフォローをして、なんらかの支援をしてくれるようなので、心配はいりません。その他、課外ではJapanese Societyに所属する学生たちとの交流イベントもたびたび開かれるため、友達づくりもでき、お互いlanguage exchangeができてとても助かります。

Rosemary(留学生担当)に頼んでFinal yearのmoduleから2科目(International Trade, Entrepreneurship&small business development)を取らせてもらったので、かなり勉強は大変です。その他はYear 2からMacroeconomic Theory, Academic Writing, Oral Skillを履修登録しました。

11月:テスト、授業そして大学による英語力向上の支援

もうすぐ、Autumn Semesterも終わるので、徐々にプレゼンなどの課題が増えており、他の学生も忙しそうです。私が履修している科目は、エッセイを課しておらず、ほぼテストだけで成績がつけられるので、1月末までにかなり勉強する必要がありそうです。ちなみに履修している5科目中4科目が試験で成績が付けられます。

その他では、カーディフ大2年生のイギリス人の学生が日本人学生と会話の練習をするための特別のクラスを構成してくれたようで、週に一時間お互いのスキル向上のため、活動しているようです。ちなみに私自身は、他の授業と重なっているため参加していません。

Macroeconomics とInternational Tradeは予習・復習もしやすく、少人数クラスで講師から指されても、回答できますが、Entrepreneurshipの少人数クラスは、全く黒板を使わず、予習に加え、その場で考えることが要求され、さらに周りもかなり早くしゃべるので、非常に苦労しています。

12月:冬休み

12月の3週目から、大学は冬休みに入り、1月10日までは休みです。

12月の上旬には、チューターの先生との個人面談などもあり、生活の状況や、授業に関して不安なところなどについて聞かれました。他の学生はエッセイなどの課題で忙しくしているようですが、私は全ての科目がテストなので、12月はそれほど忙しくはありませんでした。

冬休みに入った後、16日から22日まで、バルセロナ、ジュネーブ、パリを一人旅をしてきました。ユースホステルに宿泊したので、それぞれの国で多くの友人ができ、一緒に街を周ったり、パブに行くなどして、楽しむことができました。出会った人たちはほとんど、英語のネイティブスピーカーだったので、英語を訓練するいい機会にもなりました。

1月:期末試験

今月は4つのテストがあったので、かなり準備に時間がかかりました。 大学の図書館は、年始からずっとあいているので、ほぼ毎日通いました。しっかり前期の授業を復習し、準備できていた分、Macroeconomic theory, International tradeのテストに関しては、かなり手ごたえはあります。Entrepreneurshipのテストに関しては、とりあえず必死で解答用紙を埋めた感じですが、結果はよくわかりません。でも最低限やれることはやりました。

2月:後期授業開始―Entrepreneurship―

授業に関しては、前学期と履修科目は同じなので特に変わったことはなく、lecture→復習→tutorialの毎日です。Entrepreneurshipのクラスに関してだけは全く内容は変わり、前学期はlecture中心だったのですが今学期はグループワーク中心に変わりました。学期末のプレゼンに向けて、5,6人のグループに分かれ自分たちのプランをそれぞれ考えています。今は週に2回ほど放課後などにみんなで集まって数時間議論しています。

3月:Spring Semesterの終了に際して

Spring semesterも終わりが近づき、essayやpresentationなどで忙しくしている学生が多いです。私自身も2つのpresentation、1つbusiness planの提出が課されていたのでかなり忙しかったです。来週もそのbusiness planについてのgroup presentationがあるので、今はgroupの仲間と練習しています。

東日本大地震への募金活動

東北の被災者の方々への募金活動も最近行いました。先週は、Cake Saleを校内でし、そのVarsity Gameのときもface paintingを各所で行い、ある程度募金を集めることもできました。CardiffのJapanese Societyのみんなは本当に日本を心配して協力してくれるのでありがたいです。

4月:学期の授業もほとんど終了

4月上旬に春学期の授業もほとんど終了し、心配だったビジネスプランについての30分のプレゼンテーションもグループみんなで協力しなかなか良い結果が出せたと思っています。現在はイースター休暇中で、毎日気候もよく、5月末のテストまでもしばらく時間が空くということで、海外旅行へ行く人、実家へ帰る人など過ごし方は様々です。

5月:テスト期間

今月はテスト期間なので授業は全くありませんでした。 学生は図書館やコンピュータールームにこもって勉強しています。 コンピュータールームは24時間開いているし、静かなので集中して勉強するには良い環境です。テスト期間は特にこちらの学生の熱心さに驚かされ、良い刺激を受けています。

SONYカーディフ工場の見学

百濟先生の計らいでSONYカーディフ工場の見学に行かせていただきました。改めて、Made in Japanの精密さにおどろかされました。また、現地のイギリス人や、日本人の社員の方々から貴重なお話を聞けて、本当に有意義な時間を過ごせました。

ロンドンキャリアフォーラム(就職活動関連)

イギリスで唯一日本企業の採用面接を受けられる機会なので、多くの大学から、日本人だけでなく、日本語英語のバイリンガル学生が来るそうです。今年は参加企業数は12社ほどと少なめですが、それでもいい機会なので、行ってみようと思っています。日程は6月11日、12の二日間です。

HOさん
カーディフ大学(Cardiff University)
平成22年9月~平成23年5月の月例報告より抜粋

9月:留学生活開始にあたって

寮に入りました。寮の仕組みは多くのことが日本とは異なっており、イギリスに来ていることを実感します。

まだ授業が始まる前でしたが、Business Schoolにも何度か行きました。そこで私を担当してくださる百済先生に再びお会いしました。また、百済先生がすぐにサインしてくださったので、奨学金請求書も無事に横浜国立大学に送ることができました。交換留学コーディネーターの方や他の日本人の先生にもお会いしました。

大学ではinduction prorammeが数多く用意されており、イベントも多すぎてどれに参加したらよいか迷ってしまいますが、生活に余裕がある限り参加できたらと思っています。

10月:授業とCardiffの学生

授業が本格的に始まり、履修する科目は、Academic writing, Oral skills in the academic context, Modern Japanese Society, Human Resource Management, Taxationに決まりました。現状では1コマ集中して英語を聞いているというだけで疲れてしまうので、早くこの状況を脱却したいです。また、lectureに加えtutorialやclass、seminarが始まり、発言の機会がでてきたので、ますます学習の道具としての英語の重要性を感じます。

授業とは別に英語の特別補充も受けています。これは、交換留学生は対象外という話でしたが、いまのところ教室に余裕があるようで、他の正規留学生たちに混じって受講しています。

Cardiffの学生は親切な人が多く、とくにJapanese Studyの人たちは、いろいろと気遣って声をかけてくれたり、アドバイスをくれたりします。私は日本にいる頃、留学生たちにもっと積極的に声をかければよかったと後悔しています。

11月:大学での授業

授業でpresentationをする機会が増えてきました。日本では今まであまりpresentationをする機会をもてなかったので、良い練習になります。 日本からのguest speakerを招いたseminarが、何度か行われました。放課後からのseminarで、参加は任意ですが、現地の学生も多く参加していて、真剣にメモをとっており、意欲を感じました。

そろそろ冬休みが近づいてきましたが、それは同時にessayの締め切りが近付いてきたことを意味します。reading listがとにかく多いので、早くとりかからなければと思っていますが、なかなか普段の授業やそのcourse workも忙しく、まだ手をつけられていません。

天候

初雪も降り、しかもCardiffは非常に乾燥しているので、油断はならないと感じます。

Cardiff大学生の日本への留学:Cardiffでは2年生が来年の交換留学に向け、どこの大学に行くかを絞り始めています。しかし残念ながら、立地条件を除いて、横浜国立大学の人気は今ひとつのようです。理由は、日本人学生との交流の場が少ないので、留学生同士でかたまってしまうと、日本語が伸びないからだということです。

12月:クリスマス休暇

12月下旬から、クリスマス休暇に入りました。

有益なCardiff Portal(Cardiff大学のWEB)

とりあえずHRMのcase studyを仕上げましたが、始めてのcase studyだったので、多少手間取りました。このとき、Cardiff Portalという、大学のウェブサイトが大変役にたちました。このサイトには、メール機能はもちろんのこと、様々な機能が備わっています。特に活用したのは、Learning Centralです。このページは、普段から履修科目の情報が更新されていたり、授業で使ったスライドがアップロードされていたり、ウェブ授業を聞くことができたりと便利ですが、とくにessay等の締め切り前は、discussion board を使って、課題に関する質問をしたり、それを見たりできるので、大変活躍しました。

HOST UK programme (お勧めの留学生用ホームステイ)

HOST UK programmeという、留学生用に無料でホームステイ先を提供してくれるprogrammeを使って24日から27日にかけて、Walesの西海岸でホームステイをしてきました。申込料に£27かかるのですが、多くの大学が支援をしているので、私も£12で行ってきました。ホストをしてくれる家庭は、ボランティアでホームステイを受け入れてくれるのですが、非常に親切で、楽しい4日間を過ごすことができました。また、ちょうどクリスマスステイを希望したので、イギリス家庭のクリスマスを体験することができ、非常に貴重な経験ができたと思います。

1月:課題と期末試験

assignmentの締め切りとexamがあり、大学に行く機会は少ないものの、なかなか忙しい月でした。examについては、秋学期の試験は春学期に比べれば比重が軽い傾向にあるのですが、それでも若干緊張しました。というのも、試験会場は、普段使っている教室などは使わず、City Hall等を使い、緊張感のある雰囲気の中行われるからです。answer bookへの記入の仕方等も、何となく仰々しい感じで指示があり、センター試験と日本での大学のテストの中間といった感じでした。

English Language Programme

plagiarismに対して厳しいので、referenceの仕方等も、徹底したルールがあります。Business Schoolではハーバード形式を採用していますが、日本にいた頃はそんなの聞いたこともありませんでした。English Language Programmeでは、このreferenceの仕方を始め、assignmentをするうえで必要なことをいろいろと教えてくれるので、今回、そこで学んだことが非常に役に立ちました。

2月:成績について

秋学期に提出したレポートや、1月末に受けたテストの結果が徐々に出てきました。多くの通年科目の場合秋学期の比重は軽いのですが春学期の成績が思わしくなければ、秋学期のテストで落第点はまぬがれていても、結果として不可になる可能性もあります。(要約)

3月:教員ストライキ

今月は教員のストライキがありました。そのために授業がキャンセルになった学生は大勢います。ストライキの目的はpension関係の抗議だそうです。Human Resource Managementの講義では、さっそくこのことが生きたcase studyとして取り上げられました。学習したことと実際の社会がつながるのを目の当たりにしました。Taxationの授業でも、ストライキ前に、「pensionはTaxationにもからんでくるので、これから起こることを注意して観察するように」と言われました。こちらの学習に対する意識の高さに今更ながら驚かされます。

東日本地震について

今回の巨大地震に際して、多くの人が心配して声をかけてくれ、日本のために祈ると言ってくれています。Japanese societyでは、早々にbake saleを企画し、メンバーが焼いてきたケーキ等を売ってその売上を被災地に寄付するというチャリティイベントを開催してくれました。地震後わずか数日で企画が出て、すぐ実行に移されました。その行動力の早さとみんなの温かさに感動させられました。1つあたり40pで売り出しましたが、1回で£300以上の売り上げになりました。

5月:春学期の試験時間は3時間

Modern Japanese Societyのinterviewと、Human Resource Managementの試験が終わりました。春学期の試験時間は3時間が主流です。普段慣れている90分の試験の倍の時間なので、長いだろうと予想していましたが、やはりその書かなければならない内容も多かったので、意外に短かったです。また、試験の代わりにinterviewを採用する科目があるというのも新鮮でした。試験期間に入ると、こちらの学生の勤勉さが、日常会話や図書館での様子、さらにはオンライン学習補助ページ、Learning CentralのDiscussion Boardの様子などからひしひしと伝わってきました。よい刺激にすることができたと思います。

メガバス―ロンドンからシェフィールドへ

同じく横浜国立大学から、シェフィールド大学へ交換留学している人のところに遊びに行きました。メガバスという安いバス会社を使って行ったのですが、バス内で寝ていたのに加えシェフィールド到着時にアナウンスがなかったので、そのままバスは引き返して、ロンドンに戻ってきてしまいました。おかげでそこからまたシェフィールドに向かわなくてはならず、一日のうち20時間バスに乗っているという大変な旅程になってしまいました。メガバスの運転手は、到着駅でアナウンスしたりしなかったりまちまちなので、来年イギリスに留学に来る方には注意していただきたいです。