国際教育

2012年度交換留学(派遣)生現地レポート

THさん
シドニー工科大学(University of Technology, Sydney)
平成25年2月~平成25年11月の月例報告より抜粋

2月

大学に関する近況

シドニーに到着してから約3週間がたちました。2月はオリエンテーションが中心です。この期間にたくさんの知り合いを作ることができました。授業は2月最終週から始まり、イントロダクションが中心です。こちらで日本からの留学生に出会いましたが、語学留学のため英語の授業やイベントを除いて会うことはほとんどないです。

UTSでは秋学期に4個、春学期に4個の計8個の授業を履修できます。語学留学の場合は単位のポイントが違うようで、英語の授業を3個履修できるとのことです。他国からの留学生の数が多く、あらゆる国から学びに来ています。ほとんどの留学生は秋学期のみ滞在するようです。 履修に関しては、日本で履修していたミクロとマクロがこちらでは互換されず、秋学期にミクロ、マクロ、経済統計、英語を履修することにしました。ただ、ミクロとマクロを履修するためにはある特定の科目を履修している必要があり、それに互換されたのではないかと推測しています。これらの科目がパスできれば後期に取れる授業の選択肢が増えます。

個人の近況

シドニーは物価が高く、まだドルに慣れていないため金銭感覚がマヒしています。コーラ600mlが日本円で400円ほどしますがシドニーでは当たり前のようです。テキスト代も高く、約6万円出費をすることになりました。サークルには留学生向けのサークルと日本に興味がある人で構成されるサークルに二つ、こちらで友達になった学生に誘われてボランティアや国際問題を対象にしたサークルに入ることにしました。スポーツ関係のサークルでなければ自分の意志で来る、来ないを決めることができるので予定が合えば積極的に参加したいと思います。

大学生活は3月から本格的に始まります。

3月

大学に関する近況

授業が始まりひと月がたちます。学生の勉強態度は、日本の大学と変わらず勉強する学生は勉強する、しない学生はしない印象です。ただ勉強する学生の比率は断然こちらが上です。三月末はイースターに入るので実家に帰るLocalの学生や遊びに出かける学生も多いです。レポートや課題を英語で提出しましたが、先月にも書いたように専属のアドバイザー等がいないため、ネイティブの学生の協力を得てなんとか乗り切っています。四月中旬には中間があります。

個人の近況

UTSでは2時間の無料のConversation Classがあり、授業がない日は積極的に利用しています。日常的な会話が中心ですが、時に時事問題を扱い、自分が世界常識に無知であることを痛感させられました。先日、世界各国の国名はもちろん、各国の政治、宗教事情、オーストラリアの制度について一時間以上、僕を含めた5人でConversationしましたが英語で何と言えばよいのかわからなかったり、そもそも知らない話題が多かったりし、レベルの差を感じました。この時、僕以外の生徒は皆院生で、様々な学部から人がやってきます。交換留学で来ている学生についてですが、現地の学生に勉強する交換留学生は珍しいと言われました。これはほとんどの交換留学生が半期しかいないためだと思われます。

その他

中間試験が来月中旬に控えているので準備したいと思います。

4月

個人の近況

オーストラリアの和太鼓団体に参加することになりました。またオーストラリアは三か国語を話せる人が多く、何か始めたらと勧められたので考えてみたいと思います。ここで授業の紹介をしたいと思います。来期履修予定の科目はcapstoneの科目を含め、レポート、プレゼン、グループワーク、課題のリーディング量が膨大だと言われたので今のうちに近代経済学の基礎固めと英語力の向上をしておきたいです。

Business Statistics

統計学の授業です。グループ課題がありました。メンバーの一人が提出ギリギリになるまで担当箇所を完成させなかったので少しトラブルがありました。私以外のメンバーは皆オーストラリア人で良くも悪くものんびりしている印象です。

Intermediate Macroeconomics

マクロ経済学です。AD-ASモデルやフィリップス曲線を終え、ビジネスサイクルまで入りました。Tutorは問題を解いて答え合わせとシンプルです。

Intermediate  Microeconomics

ミクロ経済学です。一般均衡と市場の失敗まで終えました。ゲーム理論は独立した授業があるのでカバーされていません。TutorはMacroeconomicsと同じです。

5月

大学に関する近況

5月は多くの生徒のassessmentが集中しているため、以前よりも図書館などが混雑するようになりました。意識の高い、特にアジア系(中国)の学生(母体数も多いことも関係あると思いますが)は勉強に熱心な印象です。イベントもありますがその人次第です。また卒業シーズンに入ったため、多くの卒業生を見かけます。最近知ったことですが、Bachelor of Businessはダブルメジャーが主流なため、多くの学生が5年で卒業します。

6月

大学に関する近況

期末試験期間でした。多くの学生が図書館や講義棟で勉強しています。また半年の留学生は帰国し始めました。これからひと月ほどの冬休みに入ります。

個人の近況

期末試験も終わり冬休みになりました。ひと月もないですが、友人たちとゆっくり過ごそうと思っています。来期に履修する科目は今季の成績次第ですがおそらく大丈夫だと思います。半年しかいなかった留学生との別れが続きました。

7月

大学に関する近況

新しいセメスターが始まり、オリエンテーションもありました。2月ほどの盛り上がりはありませんでした。

個人の近況

前半の成績が返ってきました。経済学の授業は満足のいく出来でした。来期は英語の授業は取らないですが、この調子で頑張りたいと思います。Requisiteも無事クリアでき、取りたかった授業が履修できるようになりました。留学生活も5カ月が過ぎました。残り四カ月ですが改めて目標を立て、満足のいく生活を送りたいです。

その他

今年は日本からの留学生が多いこともあり、今期(Spring semester)に関してIELTSのスコアと履修科目について便宜を図ってもらえた学生が多いようです。

8月

個人の状況

今期の授業はプレゼンが多く、ディベートを行う授業もあります。

9月

大学に関する近況

中間テストが終わりました。

個人の近況

シドニーマラソンを4時間11分で完走しました。

10月

大学に関する近況

ほぼすべての授業が終了しました。学生によっては期末試験がない学生もいます。不審物が発見され、一時騒然としましたが大事にならなかったです。

個人の近況

テスト期間が近づいてきたので、勉強しつつ帰国の準備を開始しました。

後期の授業について紹介したいと思います。

Innovation and Entrepreneurship

8週間にわたりビジネスプランを作りました。自分以外はローカルでした。この授業はマネジメントの授業ですが、メンバーはITやエンジニアリング、マーケティング、ファイナンスなどを専攻しており、フルタイムの仕事も掛け持ちしていました。

The Global Economy

Capstoneの授業だけありUTSの経済学部では一番難しい授業です。移民や環境、途上国など、国際経済、国際金融について総合的に学んでいます。チュートリアルは予習が出来ず、英語も難しいです。今期は講師がオーストラリアの中央銀行で働いていたこともあり、授業の内容はおもしろいですが高度です。レポートの採点も厳しく、ローカルやInternationalの友人とともに励まし合っています。

APCE

新古典派経済学やポストケインジアン、新制度派、行動経済学など、8つの現代経済思想を学びます。この授業はプレゼンやグループワーク、ディベートがあります。講師の方がフレンドリーなので楽しく学んでいます。また、プレゼンに対してフィードバックをくれるため参考になります。

Asian-Australian Economic Relations

アジアとオーストラリアの経済関係について。日本以外の経済事情を知ることができます。

11月

期末試験も終え、留学生活が終了した。約9か月半にわたる留学であったが、非常に良い経験をすることができた。

その他

NBCAという会社が11月末にシドニーで就職フェアを開催しており、もし来年来る学生が就活に興味があるならば参加することをお勧めする。

KSさん
マルタ大学(University of Malta)
平成24年9月~平成25年6月の月例報告より抜粋

9月

大学に関する近況

9/28 に留学生対象のオリエンテーションがありました。ERASMUS,Visiting, Exchange に分かれて行われましたが、ERASMUS が非常に多い印象でした。内容はビザや居住許可証の発行、履修登録について。履修登録は横国とはかなり違ったシステムのようです。(なんと時間割表が事前に配布されず、掲示板でいちいち確認しなければならない!)履修登録期間(10 月1~2 週)は忙しくなりそうです。

個人の近況

9/24 にマルタについて以来、乾燥した空気と30°近い気温のためか風邪気味でしたがなんとか持ち直してきました。寮は8 部屋につき1つのキッチン、4つのバスルームをシェアしています。私のフラットはスペイン×2・オーストラリア・中国・パラグアイ・イギリス・インドと国際色豊かです。

10月

大学に関する状況

学期の始まりの慌ただしさが徐々に落ち着いてきたよう思います。ほとんどの授業は導入をおえ、本論にはいりました。内容的には横国と比べて極端に難しくはないが、ペースが速いのと(授業によっては)予習、宿題があるのでついていくのは大変です。

個人の近況

マルタに来て1 か月がたち、こちらの生活に慣れてきました。パーティは最低週に2 回はありますが(ハロウィンのある最終週は毎日)、行くペースも落ち着いてきました。 コミノ島やマルタ本島内の大きめの町のほとんど行き、なんとなく土地勘がついてきたような気がします。来月は大学の学生団体主催のゴゾ島ツアーに参加してきます。

その他

:information session on the students' international exchange programs というイベントに参加することになりました。横国について5 分ほどスピーチをしてきます。横国や日本をアピールできるよう頑張ります。

11月

大学に関する近況

クリスマス休暇を前に課題・プレゼンテーションがほとんどの科目で課されています。専門科目の課題は特に文字数も多く(最長は3000 語)内容も専門的であるため苦戦中です。マルタ人の学生で経済のみを専攻している人はおらず、経済+会計や経済+マーケティングといった専攻であるため必然的に履修科目も多くなります。授業を多めに履修している人はかなり忙しいそうです。

12月

大学に関する近況

クリスマス休暇を前に課題が山積みでしたが、なんとか無事に提出することができました。しかし、ほっとしたのも一瞬で新たに課題2 つと休み明けのプレゼンテーションが課され、なかなか休ませてもらえないようです。テストの日程も発表されたこともあり、勉強にさらに力を入れなくてはならないようです。

個人の近況

紆余曲折ありましたが、ついにマルタのビザを取得しました。

1月

大学に関する近況

クリスマス休暇後は余韻に浸る余裕もなく、授業のプレゼンテーション(×2)・課題提出(3000字×2)が続き非常に忙しい週でした。その後はほとんどの授業が最後のレクチャーということで、新しいトピックには入らずテスト範囲を復習する授業となりました。そして19日から試験が始まり(2月6日まで)学内には緊張感が漂っています。試験の日程は学部ごとに発表されるのですが、生徒の履修状況を確認せずにスケジュールを決定するため(!?)違う学部の試験の日程がたびたび重なります。私は23日の午後に3つの試験が重なり、各学部に報告したところ“special arrangement”ということで試験官と1対1で受けることになりました。残りの試験は1日1つなので安心して取り組めそうです。ちなみに試験終了の翌日から新学期がはじまります。

個人の近況

来学期からは寮ではなく一般のアパートにすむことにしフラットシェアを探していたのですが、友人の紹介でフランス人の女の子・イタリア人の男の子と三人で住むことになりました。寮は留学生の友達がたくさんできるという点ではよかったのですが、大学から遠い・交通の便が悪い・価格が割高などの理由で引越しを決めました。ヨーロッパからの留学生は特にフラットに住むケースが多いそうです。

2月

大学に関する近況

試験終了の翌日から新学期がはじまり実感がわきませんでしたが、今学期の履修登録が終わりとにかく一安心しました。今学期は経済の科目の他にもマーケティングや気候変動など自分の興味のある分野も選んでみました。

3月

大学に関する近況

ほとんどの授業が本論にはいり、予習・復習がより重要となってきました。ある授業では教授が今学期の後半に海外出張があるため、前半に週2回の授業とチュートリアルを行っています。そのため試験範囲はほぼカバーできており、試験対策に十分な時間がとれそうです。

個人の近況

寮を出てから一か月がたちフラットシェアの生活に慣れてきました。友人のフラットに招待してもらうことも多く、今までは全く接点のなかった人とも知り合えています。

その他

イースター休暇中の3月24日から旅行に出かけます。行先はリトアニア・ポーランド・フランス・イギリスを予定しています。先学期にマルタ大学に来ていたERASMUSの友人や、イギリス留学中の日本人の友人に会うことになっており、楽しい旅行となりそうです。

4月

大学に関する近況

いくつかの授業は試験範囲をカバーし終え、また、課題やプレゼンテーションの期日が迫ってきました。先学期の反省を活かして、今回は早めに進めているので後々余裕ができそうです。

個人の近況

フラットメイトの友人たちイタリア・フランスからマルタに遊びに来ているため一緒に料理をしたり、遊びに行ったりと楽しく過ごしています。気温が高く日が長くなってきたのでビーチに行く回数も増えてきました。

5月

大学に関する近況

授業はすべて終了し、課題の提出も終えたので残すは試験のみです。 今学期の試験は4つ、8つ試験のあった前学期に比べると、一つひとつの科目にじっくり取り組めそうです。現在は6月10日に行われる最初の試験に向けて勉強中です。

個人の近況

いろいろなことがあった留学生活でしたが、試験も1か月以内に終了することを考えるとあっという間だったと感じます。周りの留学生の中にはもう帰国した人・近日中に帰国する人もおり、学期の終わりを感じます。私は試験終了後の数日はマルタで過ごせそうなので、友人たちと最後に会えると良いなと思っています。

その他

帰国日は7月2週目になる予定です。決まり次第また連絡します。

6月

大学に関する近況

長かった試験期間がおわり、学期が正式に終了しました。今学期の試験は4つと先学期に比べ少なく、さらにそのうち二つが選択式だったため、余裕がありました。また、アサインメントのみで評価をする科目は徐々に結果が出始めているようです。

個人の近況

今学期住んでいたアパートの契約が6月末で終了したため、帰国までの数日間は友人のフラットに泊めてもらっています。あいている時間を利用して夏採用・秋採用のエントリーもしています。

YMさん
エジンバラ大学(University of Edinburgh)
平成24年9月~平成24年12月の月例報告より抜粋

September

大学に関する近況

Two weeks have passed since the classes commenced. I’ve been taking three classes a week, Academic English for International Student, Economic Principles and Applications, and Economic History. Compared to Yokohama National University or Japanese Universities, there are much more reading assignment for each class. Also, I have to prepare a lot for tutorials of Economic classes. There are about 15 students for each tutorial and we will have to make presentations in Econ History tutorial and study some basic topics of Economics like the cause and effect of oil price in EPA tutorial. The people at the International Student Office and my personal tutor are very friendly and generous to me, so I can concentrate on what I have to do.

November

大学に関する近況

:We finished taking classes and tutorials last week and are getting ready for the coming exams.

December

大学に関する近況

As I mentioned last month, I have 8 lectures and two tutorials a week. I made presentation over 10 minutes in Economic History Tutorial yesterday and was praised by the lecturer.

TOさん
オタゴ大学(University of Otago)
平成25年3月~平成25年10月の月例報告より抜粋

3月

大学に関する近況

本格的に授業始まり、課題やリーディングが一気に増えました。それまでは新学期でパーティやイベントでにぎやかだった雰囲気も勉強モードに切り替わったような感じがします。日本の大学とはまた違った内容の授業が多く、ついていくのはすごく大変ですが、すごくおもしろいです!個人で取り組まなくてはならない作業が多い分時間をいかにうまく使うかが問われるので、みんな適度にジムで運動したり、カフェで休憩したり、週末はパーティをしたりして上手に気分転換しながら勉強しています。

個人の近況

個人的に料理が好きなので今月はニュージーランドの家庭料理をつくるキーウィクッキングのコースに参加しました。ほかにも大学のジムやヨガクラスに通ったり、週末を使ってフィヨルドランド国立公園に行ってカヤックとキャンプをしたりしました。美しい自然が豊かなこの国ならではの感動や楽しみがあって、とても充実した一ヶ月だったと思います。

4月

大学に関する近況

3月下旬から4月上旬にかけてイースターブレイクがあり、休暇が明けてからは中間試験の時期に入りました。教科によってエッセイだったり筆記試験だったりと様々で、期間も人によっては1ヶ月近く試験期間から解放されないこともあるみたいです。あとはハイドストリートという学校近くの通りの学生たちのフラットを借りて一日がかりの仮装パーティが行われました。あまりに人が多いので今年は人数制限がありましたが、ダニーデンでは名物イベントのようで地方誌にも取り上げられていました。

個人の近況

イースター休暇はクイーンズタウンに4日間ほど旅行に行きました。アクティビティが非常に充実しており、私はNZが発祥の地と言われるバンジージャンプと、スカイダイビングにチャレンジしました。ただただ衝撃的で、楽しかったです。他にはクイーンズタウンから近いワカティプ湖のそばでキャンプをしたりトレッキングコースを歩いたりしました。

休暇が明けてから私も試験勉強に取り組みました。毎日のように図書館に通いましたが、友達もいるので習慣と化しつつあり試験後もなるべく行くようにしようと思いました。

4月最後の週末は、マウントクックにトランピングに行きました。手つかずの、舗装されていない岩がゴツゴツした道や崖(とまでは言いませんが)非常にきわどい道を通りながら登り、テントを建ててキャンプをしました。山頂が雪に覆われた山々はとても美しく、まさにミネラルウォーターのCMにでてきそうな景色でした。ここでしかできない、すごくいい体験が出来たと思います。

5月

大学に関する近況

5月はとくに大きなイベントごとはなかったのですが、みんな期末試験前の課題やら期末試験の勉強やらで徐々に図書館が混み始めてきました。

ダニーデンの秋は雨が多くてとても寒く、平日はずっと雨が続くということもありました。そしてちょうど先日(28日)、初雪が降りました。ダニーデンでは珍しいことらしく、所々で学生たちが写真を撮ったり雪だるまをつくったりしていました。

でも晴れの日はあたたかく、木々が紅葉で綺麗な赤や黄色に染まった景色を眺めながら歩くのはとても癒されます。

個人の近況

ようやくすべての課題を終え一息つこうといいたい頃ですが、もう期末まで時間も少ないのであまり遊んでもいられず、少し忙しい毎日を送っています。だけどひとつひとつ取り組んで課題を終えた後の達成感はたまらないので(笑)勉強自体はやりがいもありやはり楽しいです。

学内のアクティビティのコースでウクレレ(一ヶ月間)をはじめたのですがこれも凄く新鮮で楽しいです! あとこちらの大学で日本文化に興味がある学生が集まるサークルのイベントで初めてボールに参加したり、他にはペイントボールなど、勉強は忙しかったですが今月も日本にはなかなかないレクリエーションに参加でき充実していました。

6月

大学に関する近況

6月上旬から中旬にかけて期末試験が行われるので試験のある科目の授業は全て終わってしまうのですが、一方でテスト勉強一色の日々になります。終わった人から冬休みが始まりますが、テスト実施日もメジャーの科目によって異なるので休みの期間にばらつきがあり、大きくて一週間以上もの差があります。冬休みは(これもメジャーによりますが)だいたい7月の上旬までになります。

個人の近況

私が取っていたのはたった3教科でしたがその重みは計り知れず、テスト直前はただただ(しっかり休憩しつつ笑)勉強していました。テスト後は開放感と達成感でいっぱいでしたが、それを噛み締める間もなく翌日から10日間の旅行に出かけました。マレーシア出身の友人といっしょにマレーシアに一週間、彼女の家族にもお会いし、一緒に過ごさせて頂きました。自然が豊かなランカウイ島と近年開発が進んでいる大都市のクアランプールを訪れましたが、どちらも私には新鮮で感動と驚きの連続でした。そしてその後は友人と別れオーストラリアのメルボルンに行き、同じオタゴの交換留学生の友人と合流してツアーに参加したり、ひとりであちこち街を歩いたりしては風景や雰囲気を楽しみました。

7月

大学に関する近況

7月第2週目から第2セメスターが始まりました。前期のO-WEEKと同様のセメスター開始を祝う(?)Re O-WEEKがあり、イベントがいくつか行われました。授業のほうもイントロダクションを経て通常のレクチャーが行われるようになり、徐々にアサインメントやテストが増えてきました。

個人の近況

7月第1週は国大から友人が遊びに来てくれ、こちらの友人と一緒にダニーデンを観光し(6ヶ月目にしてまた新たな発見が増えました)、いろいろな人のおかげでブレイクを最後まで満喫することができました。

Re O-WEEKでは、大学のスタジアムに集まってカラフルなインクを四方八方からかぶって踊ったり騒いだりするというペイントパーティに参加してきましたが、想像を超える人の多さと生まれて初めてインクだらけになるということが衝撃的ですごく楽しかったです。

8月

大学に関する近況

8月中旬ごろ各ペーパーで中間試験が(ないものもありますが)行われました。そしてその後はミッドセメスターブレイクで一週間の休みがありました。

個人の近況

あと徐々に気候も暖かくなりつつあり、大学の中に何本もある桜の木に花がつき始めています。

9月

大学に関する近況

だいぶ気温が暖かくなってきて、九月の中頃には大学内の桜が満開になりました(ダニーデンの気候らしく、非常に変わりやすくて時々とても寒い日もありますが)。セカンドセメスターも後半に入り、勉強面ではファイナルに向けて、最後のアサインメントやタームテストが集中してやってくる一ヶ月でした。

個人の近況

桜が満開という事で日本語の先生主催のもの、あとジャパニーズアソシエーション主催ものとで二回大学のクロックタワーの下でお花見が行われました。それぞれコスチュームを着たり、食べ物を持ち寄ったり、空手や太鼓など日本文化を披露したりとても楽しいものでした。寮では年一回のボールが行われました。そして先セメスター同様コースアクティビティに参加し、今回はベリーダンスとミドルイースタンクッキングに挑戦してみました。その傍らで鬼のようなアサインメントやタームテストと奮闘し(とりあえずベストは尽くし)、振り返るといろいろと大忙しでありましたがとても充実していました。

10月

大学に関する近況

10月中旬から始まるファイナルに向けて最後のレクチャー後は例のごとく図書館にこもる日々でした。19日に年に一度開催されるニュージーランドのALLBLACKSとオーストラリアのナショナルチームとのラグビーマッチがあり、直前と当日は街中が白と黒のALLBLACKSカラーでデコレーションされました。人々皆が一体となって応援する雰囲気はとても新鮮で、盛り上がりました。

個人の近況

私は25日〜翌月4日にかけてテストがあったので最後の総仕上げとなるように勉強に励みました。

YIさん
ユタ州立大学(Utah State University)
平成24年8月~平成24年12月の月例報告より抜粋

8月

大学に関する近況

8/18 にこちらに到着して、次の週には留学生対象のオリエンテーションが開かれました。健康保険や大学にあるサポートシステムに関する説明などが一通りそこでされました。そして今週にはいり授業が始まりました。どの授業もintroduction で授業を決めかねている生徒も多く流動的です。また8/29 には大学のさまざまなクラブが新入生に対する勧誘を一斉に行う集まりがありとても活気がありました。その他にも大学の寮が主催するBBQパーティーなど楽しめるイベントが盛りだくさ んでした。その多くの催しの中で友人を作ることの出来る機会が多くあったので、たくさんの人と知り合いになることができました。

個人の近況

大学のミールプランで行く食堂はバイキング形式になっていて、サラダやアジアの人の口に合う物もいくつか用意されているので全く問題ありませんでした。ただ、どれも油っぽくてカロリーが高そうなので献立には注意しています。

授業も一通り見てIntroduction to Natural Resources, Intermediate Macroeconomics, Introduction to Mass Communication, IELI Writing の4つの授業を取ることにしました。

寮での生活ですが、僕のいるフロアは留学生が多いためとても国際色豊かで、すぐ仲良くなることができました。寮の地下にはビリヤードや卓球をすることのできる部屋があり、そこでみんなとの交流をはかることができます。

その他

ユタはほとんど雨が降らないのでとても乾燥していて、気温は30℃ほどあってもそれほど蒸し暑くないのでとても過ごしやすいです。不便なのは買い物でしょうか。一番近いスーパーのウォルマートに行くにも車か30 分に一本のバスを使わないといけないので、少し面倒です。

9月

大学に関する近況

9 月半ばに履修登録変更の最終締切があり、全学生の授業が決まったことで授業が本格的に始まり、大学の中にリズムが出てきました。先週(9/24~30) はホームカミングウィークで、ダンスパーティやパレード、アメリカンフットボールの記念試合があったりして、とてもにぎやかでした。特にダンスパーティは日本ではなかなか見られない雰囲気のものでした。他には9 月の頭にもインターナショナルパーティが開かれました。主にアジアやアフリカなどの地域別に学生が集まって楽しみました。そこでもメインはダンスでした。月末には多くの授業で中間テストが行われたので、図書館では夜中までたくさんの学生が勉強していました。

10月

大学に関する近況

:今月末はとても大きなハロウィンのお祭りがありました。27、28 日の週末に行われ、住んでいる寮でもたくさんの人が仮装していました。大学内の施設も装飾が施されていくつかお化け屋敷みたいなものもありました。一般の子供連れの家族も多く来場してとてもにぎわいました。ハロウィンのお祭りあけには多くの授業でテストがあったのですが、一部の学生はまだ仮装したままでテストを受けていて面白かったです。授業では、マスコミュニケーションの授業にたくさんの外部からのゲストスピーカーの方が来て公演してくださったりどの授業も単調にならないようにとても工夫されているなと感じます。

個人の近況

月の半ばにはフォールブレイクで三連休があったので友達とキャンプに行きましたが、さすがに10 月になるととても寒かったです。テスト、宿題が重なっていろんなものを諦めたくなるくらい忙しい週と、予復習だけで時間が十分取れる週が交互にあってなかなかスケジューリングが難しい月でしたが、ネイティブのお友達にも手伝ってもらってなんとか乗り切ることができました。やっぱり日本で経済学の基礎を勉強していたのはとても良かったと感じます。四年生用の授業もとっているのですが、なんとかついていけています。あと冬服をまとめて買おうと街の服屋に行ったのですが、日本のサイズのつもりで試着したら全部大きくて、ここはアメリカなんだなと感じました。

その他

月の終わりに雪が降りました。地元の学生に聞いても例年よりもずっと降り出すのが早いとのことです。気温の変化についていけずに体調を崩してしまう人もいれば、楽しそうにボードを抱えて雪山に向かっていく人もいたりと様々でした。

NMさん
リヨン第三大学(Université Jean Moulin Lyon 3)
平成24年9月~平成25年5月の月例報告より抜粋

9月

大学に関する近況

9 月の2 週目から1 学期の授業が開始されました。こちらの大学は既存の学生は履修が各学部で自動的に決まる仕組みになっており、留学生のみ自由に学部・学科をまたいで授業を履修できる形になっています。履修登録は各学部で異なるため、経済と語学の両方取る私の場合よくわからないこともあったのですが、アジア担当コーディネーター のLucien さんにお世話になりました。さらに留学生は、FLE というフランス語の授業とフランス文化の授業が必修になっています。

個人の近況

9 月に入ると気温がかなり下がり、一番低い日では10 度以下の時もありました。そのため、急きょ冬支度をしなければならず大変でした。家は大学から徒歩10 分という近場なため、とても便利ですが、周囲が墓地なため(窓を開けると一面墓地)、周囲のお店もお墓関係のお店が多いです。しかし、治安は悪くないため概ね良好です。授業外の時間では、図書館で勉強したり、仲良くなった日本語学科の生徒とお喋りしています。英語はほとんど通じないため、フランス語で必死に聞いている状況です。土日は基本お店が閉まるので、買い物は全て平日にして、土曜日などはよく日本語学科の学生がいろいろなところを案内してくれます。

10月

大学に関する近況

フランスの大学は日本の授業と異なり、教授は授業中ずっと原稿を読み、語学の授業以外は授業に関する本や、プリントの配布、黒板へのメモ書きもほとんどないため、生徒はひたすら教授の読み上げる原稿をノートに記していくという形です。そのため、日本人の私にとってはその授業スタイルに慣れていない上、話すスピードも早いため、内容を書き留めることがとても難しいです。特に、経済の授業は、専門用語を知らないことが多く、聞き取ることも難しいです。そのため、授業で聞き取れた用語や文を基に、その内容に関する本で調べるといった形で勉強しています。リヨン第三大学の図書館は学部別に棟が分かれているため、資料を探すのも便利で、また自習スペースも多いので活用しています。仏-英の授業は、英語で勉強済みの文法やフレーズをフランス語で学べ、何より、日本語で理解しにくい過去系(複合過去/半過去など)を英語で考え理解でき学べる点で、他の語学の授業よりも学ぶことが多く、取って良かった授業の一つです。その他の授業ですが、日-仏の語学の授業では小テストがありました。日本語学科の生徒たちはとても親切で、授業で使うテキストを貸してくれたりするため、今のところ問題なく過ごせています。

個人の近況

10 月に入りOFIL(移民局)からの呼び出しがかかり、晴れて長期滞在ビザの取得ができました。しかし、このあとにCAF(住宅手当)の申請がまだ残っており、まだまだするべきことが多々あります。リヨンでの生活にも慣れてきて、休日は旧市街などを散歩する余裕も出てきました。

11月

大学に関する近況

11 月に入ると、中間テストが多く行われました。言語系の授業では、翻訳が主な内容だったので、日本での試験と似ており予習しやすかったです。一方で、その他の授業はほとんど記述式のテスト(白紙の紙2 枚分程度)となっていました。日本人の私にとって、質問や答えが解っていても、フランス語で長文を書く事がまだ出来ず、なかなか思うようにできませんでした。実際、テストを経験して、今後の勉強方法を改めなければならないと感じました。文法はもちろんのこと、長文を書く上で明らかに語彙力が足りないと感じました。また、短文暗記だけではなく、実際に日頃から長文を書く練習をしようと思いました。

経済学部では11 月半ばから来学期の時間割決めが開始され、12 月初めに確定するようにというメールが大学から来ました。来学期はもう少し経済の授業を取りたいと思っていますが、テストの様子を見て決めたいと思います。

個人の近況

大学の留学センターで、11 月半ばに日本人向けに、日本に興味のあるフランス人を紹介するというアナウンスがあったので、希望してみたところ日仏学科ではないものの、日本語に興味のある学生を紹介してもらいました。

12月

大学に関する近況

12月の中盤から少数授業から順に期末テストが始まりました。少数授業のテストは最後の授業でテストが行われ、大人数授業では別の日に約1時間から2時間のテストが行われました。

12月の終わりに、経済学部のみ、来学期の大人数授業の登録が始まりましたが、留学生に必須の授業の日程がまだスタッフもわかっていない状況だったので、登録はとても難しく、後にキャンセルせざるを得ないものもありました。大学では各学部と国際科があまり連携していないため、困ったことがあっても、誰に尋ねれば解決するのかわからず、少し困りました。また、横浜国立大学のように、授業を一度見て選ぶことができないので、選んだ授業がどのような様子なのか確かめることができず、経済の臨時チューターの方に尋ねながら決めるといった形でした。このチューターの方は2人しかおらず、また指定された日時のみ全経済学部の留学生の回答を受け付けるので、なかなか詳しくは聞けませんでしたが、留学生にとって授業の難易度がどのレベルかきちんと答えていただけたので、とても助かりました。

個人の近況

12月の第3週土曜日から冬休みが始まり、日本人の友人と二人で、ベルギー・オランダ・ベルリン・ポーランド・チェコの各一都市を1週間で回る弾丸旅行をしました。オランダ、ベルリン、ポーランドでは第二次世界大戦の跡地、記念館を周りました。とくにポーランドでは留学中にぜひ行きたいと思っていたアウシュビッツ強制収容所を訪れることができ、とても良い経験になりました。その他にも各都市の世界遺産を訪ね、充実した1週間を過ごすことができました。

1月

大学に関する近況

1月の2週目から授業が開始されました。今学期、経済の授業を3つ取りました。経済学部の今学期の授業はほとんど大人数授業(CD)と少人数授業(TD)を組み合わせた授業のため、1授業週2日のスケジュールで行われます。CDの授業は、教授の話す原稿を書きとることで精一杯で、授業後に内容を理解するという様子です。特に経済用語などは直訳では理解できないので、日本で勉強した経済の内容がかなり役に立っています。初めてTDの授業を受けた感想は、毎週ごとに小論文が出される授業や、発言を要する授業などで、留学生であまりフランス語力のない私にとってかなり難しいです。授業では、配布されたプリントを読みすぐに要約したり、論議したりするのですが、フランスの学生はすぐに発言できることにとても驚きました。日本では、発言を求められる授業を受ける機会が少なかったので、そのような授業スタイルにまだついていけてません。小論文の作成は、内容よりもフランスの文法的ミスが気になり、友人に直してもらいながら作成しています。また、フランス語上達のために、日仏の翻訳の授業を2つとりました。経済だとなかなか日常的に見聞きする単語が少ないので、この授業でフランス語の上達を目指します。

2月

大学に関する近況

新学期にも大体慣れてきました。経済の授業では、1週間のバカンス明けに中間テストがあり、今はその準備に追われています。テストはレポート提出ではなく、全て筆記テストです。学士課程の経済の授業はほぼフランス語のみの授業なのですが、唯―英語とフランス語の両方を使ってマーケティングなどを学ぶ授業があり、何をするかよくわからないまま取ってみたところ、経済の専門用語を英語で学んだりケーススタディーをしたりと、予想以上に面白い授業でした。ケーススタディーなどではグループで課題に取り組むのですが、留学生一人という授業のため最初かなり緊張しましたがなんとか参加しています。とにかく、学士課程には留学生がほとんどいない(エラスムスで来る学生は大学院の英語の授業を取っている方が多いみたいです)ので、授業では毎回緊張しています。

個人の近況

平日はほぼ、授業か図書館で過ごすスタイルが定着してきました。2月の終わりに、日本人の友人からリヨン日本人会のパーティーに誘われ、フランスで働く日本人の方とお話しできる機会がありました。東レや日本メーカーなどにつとめ、海外転勤をしている方や、フランスで現地の人同様に就職した方など様々な経験をお持ちの方とお話しできました。

3月

大学に関する近況

後期授業の半分が終了しました。3月半ばには中間試験もあり、忙しさからあっという間に1ヶ月が過ぎた気持ちです。経済の中間試験では選択肢問題において、正解3点、無記入0点、不正解-2点となっているので、わからない問題もうやむやに記号を記入できないのがつらい所でした。英仏で行うマーケティングの授業では、3月後半から、グループ活動の授業が多くなりました。特に学期末に発表する各グループでのプレゼンテーションの準備は1ヶ月前から準備をし、月末は授業外で集まって色々と相談することが多かったです。

個人の近況

リヨンは日本語学科もあることから、日本へ留学する学生も多く、また、今回の日本人留学生が例年より多いこともあり、一人の日本人留学生の提言のもと、日仏の留学セミナーを開催することになりました。日本語学科の先生方の協力を得て、日本留学に興味のある生徒・留学の決まった生徒を集め、各大学のブースを設置し、日本についての紹介をするそうです。私は企画メンバーではありませんが、横国の大学ブースで、同じ横国からきている2人と大学紹介をする予定です。

最終試験の日程も掲示され、5月の帰国で決まったので、航空券の日にちを変えようとしたところ1つ問題が生じました。私は、格安航空会社で1回のみ日付変更を無料で行える往復券(オープンチケット)を購入しました。そして3月末に変更を希望したところ変更は購入した会社ではなく、直接航空会社(air france)に連絡をと言われ、更に変更は同じ曜日、同じフライト時間以外は追加金(6万ほど)がかかるということが発覚しました。そのような記述は購入の際見ていなかったので(おそらく小さく書いてあったのでしょうが)、同じ5月中ではありますが、帰国の日にちが伸び少し困っています。今度使う際は購入の際に細部まで見ておこうと思いました。

4月

大学に関する近況

4月で、全授業日程が終了しました。全体を振り返るとあっという間だったと感じます。日仏の言語の授業では、後期授業からは、理解できるところも増え、また友人の手も借りながら楽しく受けることができました。FLEという留学生必須のフランス語の授業では、最終授業に、2人1組で自由なテーマの下プレゼンをする課題がでました。私のパートナーはスペイン人の学生で日本と、フランスの文化、政治、歴史の比較を行いました。フランス語を母国語としない人と雑談以外で会話・話し合いを行うのは初めてで、大変な時もありましたが上手くいきとても楽しかったです。一方で、経済の授業は最初から最後まで大変でした。やはり日本語と同じような授業を受けても、言語が不十分のために何倍にも難しく感じました。

個人の近況

前回の報告書でも述べたように、日本への交換留学確定者、希望者への留学生交流会が行われました。この夏のリヨンから横浜国立大学への留学生は1人だったため、主に、横浜国大への留学希望者に説明・交流をしました。自分の大学をフランス語で紹介することは、初めてでしたが、とてもよい経験になりました。

今月も週末はフランス人の友人2人と散歩や買い物をして楽しみました。友人は日本語がほとんど話せないため、必ずフランス語で話すので、自分の語学の上達にとても助けになっています。また、遊んでいる最中は電子辞書を使わないようにしているのですが、徐々にスムーズに会話ができるようになった気がします。もちろん、友人が私のためにわかりやすい単語を使いながら話してくれているのも、会話がスムーズにできている大きな理由ですが。4月最終週はヨーロッパ全体で休暇でした。この留学最後の休暇ということで、3日間ローマに旅行に行きました。ローマは観光地な上、欧州の休暇と重なったこともあってか、観光客があふれ返っていました。私が留学中に見ておきたかった「アテネの学堂」と「最後の審判」が見ることができ、とても感動しました。

5月

29日に帰国しました。

翌日から授業に参加し、学務の方にも帰国の旨を伝えました。

留学中、大変お世話になりました。

KSさん
ジョージア大学(University of Georgia)
平成24年8月~平成25年5月の月例報告より抜粋

8月

大学に関する近況

ジョージア大学は広さ・学生数共に大きな大学だと思います。学内の寮に住んでいますが、授業を受ける教室までだいぶ離れているので、移動するのにはバスが欠かせません。8 月13 日から新学期が始まりました。多くの学生がキャンパス内の寮に入居するため、学期のはじめには、荷物の搬入で皆慌ただしそうにしていました。

学習環境の良さには圧倒されます。図書館やLearning Center(自習スペース)は、早朝から深夜2 時まで開館しており、多くの学生が利用しています。多くの基礎科目では、復習のためのTutoring が無料で受けられます。

個人に関する近況

横国で期末試験を受けてから出発したので、ジョージア大学で7 月末から行われていたオリエンテーションに参加することができませんでした。8 月7 日に到着して13 日から授業開始だったため、生活に必要な品々や学用品を買いそろえたり、銀行口座を開設したりといったことを短期間で行わねばならず、少し慌ただしかったです。

授業に関しては、経済学の授業を2 つ(Labor Economics, Game Theory)、ジャーナリズムの授業を1 つ、文法・ライティングの授業を1 つ、合計4つの授業を履修しています。日本で基礎科目を履修していたこともあり、経済学の授業がもっとも理解しやすいです。

授業以外で印象に残ったことは、アメリカで、第2 外国語の知識が役に立ったことです。中国から来た留学生と出会ったときに、中国語で自分の名前と日本人だということを話したところ、会話をするきっかけになりました。横国で習った中国語はほとんど忘れてしまいましたが、簡単なあいさつだけでも各国語でできるだけで、話をするきかっけになるのだと実感し、第2 外国語もきちんと勉強するべきだったと反省しました。

その他

気候に関しては、日本とあまり変わらない、高温多湿な夏が続いています。夕方になると、時折夕立に襲われます。夏の気候で日本と異なるのは、朝晩と日中とで寒暖の差が大きいように思います。

9月

大学に関する近況

9 月中旬から下旬にかけて、多くの授業でMid-termが行われました。Mid-term 期間は、Learning center を24 時間利用できるため、夜中にも多くの学生がLearning center で勉強していました。

個人の近況

専門の経済学の授業(Labor Economics, Game theory)では、たくさんのassignment とquiz が課されるため予習・復習が大変です。これら専門科目は履修者が20~30 人程度と少ないので、大教室の授業と比べると、教授の声も聞き取りやすく、学生から教授への質問も活発に行われています。

ESL の学生のためのtutoring (ESL conversation)が利用できるため、週に2 回ほど通っています。アメリカの学生が、留学生の会話の相手を務め、留学生のSpeaking 力の向上をサポートしてくれる制度です。日常生活だけでは、どうしても現地の学生と話す時間が限られてしまうので、ゆっくり話せる時間を確保できるこのtutor 制度は、とても良いと制度だと思います。(1 回1 時間話します。)Tutor の時間には、アメリカ・日本の話題(大統領選挙、領土問題・・・)、読んでいる本の話題、など、様々な事がらを話しています。

大きな図書館があるので、よく本を借りてきて読んでいます。今はHemingway の『For whom the bell tolls』を読んでいますが、なかなか難しいです。

その他

日中の気温が徐々に下がってきて、過ごしやすい季節になってきました。運動をするにも良い季節です。ジョージアに着いてから、こちらのスポーツの盛んな気風に刺激され、ランニングクラブを見つけ、練習に参加するようになりました。10 月に、大学のあるAthens でハーフマラソンが開かれるのですが、よい目標になるだろうと思い、出場することに決めました。ハーフマラソンは初めての挑戦ですが、完走できると良いです。

10月

大学に関する近況

10月中旬から下旬にかけて、いくつかの科目でSecond mid-term がありました。10月下旬には、大学内の多くの場所がハローウィンの飾りで染まっていました。10月に大統領選挙のdebate が何度かテレビで中継され、ルームメイトが熱心に見ていました。

個人の近況

経済学の授業は、授業が進むにつれて難度が上がっていくので、授業についていくのに少し苦労しています。中間テストでは、限られた時間内で簡潔に文章をまとめるのが大変でした。

ジャーナリズムの授業では、11月末までに12~15ページのリサーチペーパーの提出を求められ、テーマ設定、リサーチを進めていますが、なかなか筆が進みそうにありません。Tutor の学生にアドバイスを求めつつ、地道に作業できたらと思っています。

ふとしたきっかけ(食堂でたまたま同じ席に座ったこと)で、中国出身、Education major の大学院の学生と親しくなりました。母国の政治体制や教育制度に疑問を抱き、アメリカに渡ってきたというおもしろい方です。大学院で特定のテーマを深く勉強しているためなのか、本人の学んでいること(Gifted children に対する教育など)について、こだわりを持って話をしてくれるような気がします。年齢差にとらわれず、気軽に話ができるアメリカの文化はとても良いと思います。また、自分自身は、勉強でもそれ以外のことでも、彼のように人に語れることをあまり持っていないのではないかと思いました。勉強や様々な経験を通して得た自分の興味を、人にわかりやすく伝えられるようになりたいです。何よりも、もっと人に気さくに話しかけられるようになりたいです。

10月21日に大学のあるAthens で開催されたハーフマラソンに参加しました。大きなイベントで、数千人ものランナーがレースを走り、また、多くの市民が沿道でランナーに声援を送ってくれました。無事に完走でき、記録は1時間30分49秒、71位でゴールできました。

その他

朝晩と日中とで寒暖の差が激しく、10月上旬は、朝は暖房を使い、日中は冷房を使っているような状況でした。ハリケーンSandy が去った後は急激に気温が下がり、冬の訪れを感じさせるような天候が続いています。低温で乾燥した晴天が続いており、日本の関東地方の冬の気候に似ているような気がします。

11月

大学に関する近況

11月の3週目はThanksgiving week ということで、大学が1週間休みになりました。11月から来学期の分の履修登録がスタートしているので、来期取りたい科目を考えています。

個人の近況

Thanksgiving には、Boston, New York, Philadelphia, and Washington D.C.に足を伸ばしました。大学のあるAthens は州都のAtlantaから車で1 時間半ほど離れたところにある小さな街です。Athens での生活に慣れてしまったため、上記の大都市を訪れた際は、その賑わいぶりとエネルギーに圧倒されました。これらの大都市(とりわけNY)はエネルギーに満ちていますが、どこかしこも混んでいて、落ち着ける場所があまりないように思いました。また、(旅行で訪れただけなのでそう感じたのかもしれませんが)道を訪ねたときの人々の反応なども、何となく素っ気ない印象を受けました。

今回、アメリカ到着後、初めてAthens を離れてみて、Athens の良さがよく分かった気がします。Athens は都会ではないので、移動、買い物などの面で不便さはありますが、とても落ち着いた雰囲気の中で勉強することができます。また、こちらの人々は、「南部の人間は“Nice”である」と自負しますが、その通り、親切でやさしい人が多いように思います。

顔と名前を覚えてくれて、道ですれ違ったときにも声をかけてくれる人が、少しずつではありますが増えていくのが感じられ、嬉しく思っています。

その他

11 月はジャーナリズムのResearch paper に時間を費やしていました。12 ページの長さで大変でしたが、何とか書き終えることができました。Paper を書いていて思ったことは、よい文章を書くためには、その準備としてどれだけ丁寧に参考文献を読めるかが重要だ、ということです。参考文献の意味がとれないと、自分の言葉でまとめ直すことが全くできないからです。

12月

大学に関する近況

12 月は初旬で授業が終了し、Reading day(自習日)をはさんで期末試験がありました。期末試験後は3 週間ほどのwinter breakとなっており、春学期の授業は1 月7 日から始まります。休業期間中のキャンパスは、多くの学生が実家に帰っているためか、とても静かです。

個人の近況

期末試験は1 科目あたり3 時間の長さで、また、私の取った全ての科目は“cumulative”(学期の授業の全てが試験範囲)の試験でした。学期の全範囲の復習をするのは大変でしたが、一通り学び終えてから、全体を改めて見直すことで、各科目で捉えようとしている問題の全体像や、その問題に対するアプローチの仕方、議論の組み立て方を俯瞰することができたと思います。

その他

ジョージアも12 月後半あたりから寒さが増してきました。それでも日本(横浜)の冬に比べると幾分暖かく、過ごしやすいように思います。

1月

大学に関する近況

3週間ほどのwinter breakが終わって、1月7日から春学期の授業が始まりました。この学期からジョージア大学に入学する学生や、新たに留学生活を始める留学生もいるようで、キャンパス内に新しい顔ぶれが加わったように思います。

個人の近況

年越しは、ジョージアからも近い、サウスカロライナ州のチャールストンという街で迎えました。チャールストンでは、旧奴隷市場やプランテーションなど、奴隷にまつわる歴史的な場所に立ち寄りました。

今学期は、5科目の授業を履修しています。(前学期は4科目)。

  • Health Economics(医療/健康経済学)
  • Econometrics(計量経済学)
  • Monetary Economics(金融論?)
  • Financial Management(ファイナンス)
  • Introduction to Sociology(社会学)
の5つです。

前学期の履修は、経済学の専門科目2つ、ジャーナリズム、ライティングの計4科目でした。今学期は専門科目の数も増え、合計の履修科目数も1つ増えているので、勉強の難度は上がったように思います。

Reading materialを大量に課されるMonetary Economicsは特に苦労しています。導入として“貨幣の歴史”を学びましたが、時たま、100年ほど前に書かれた英語の文章をreading assignmentとして渡されることがあります。古い文章を読んでいくのは、日本語でも英語でも難しいものなのだ、と実感させられました。

一方、日本で学んでいたときに内容の難しさから大変苦労させられた、Econometrics(計量経済学)は、統計・確率といった数学の知識を多用するため、言語依存度が低く、アメリカで今学んでいる科目の中では簡単に感じられるという皮肉を経験しています。(もちろん内容的には難しいですが)。

授業以外では、JCC(Japanese Conversation Club)という活動に時々参加するようになりました。日本語を学んでいるジョージア大学の学生(アメリカ人を中心に、様々な国籍の方がいます)の会話の練習を手助けすることや、日本人とこちらの学生との交流が目的の団体です。集まってくる学生のレベルは様々で、日本に留学していた/これから留学する、といった高レベルの人もいれば、日本語を学び始めたばかり、という人もいます。お互いの言語レベルが不完全な中で会話を作っていくことや、アメリカ人に日本語を教えるのはとても難しいですが、良い交流の機会になると思うので、今後も時間の許す限り参加したいと思っています。

その他

ジョージアの冬は本当に寒暖の差が激しいです。朝晩と日中との差はもちろんのこと、日によってもだいぶ気温が変わります。半袖で過ごせる日があったかと思えば、翌日にはコートが必要なくらいの極寒に襲われる、といった具合で、体調管理には気をつけなければなりません。

2月

大学に関する近況

2月に入って、多くの科目でMidtermが行われています。

個人の近況

2月に入ってから、毎週midtermがあって少し忙しかったため、今月はあっという間に終わってしまったような気がします。今月はテストの緊張感が続いた月でしたが、週に何回かランニングをしたり、週末にキャッチボールをしたりと、身体を動かして気分転換をするようにして乗り切りました。

Health Economics(医療経済学)の授業では、学期末に「Health care reform(医療制度改革)」について、グループプレゼンテーションをすることになっているのですが、今月、グループ決めと、グループ毎のテーマの決定がありました。グループのメンバーには、アメリカのトピックだけでなく、日本や他の国の状況もテーマとして扱って欲しいとお願いしました。アメリカと日本の医療や医療保険の制度はとても異なっていると思うので、おもしろい比較ができたらいいと思っています。

3月

大学に関する近況

3月3週目はspring breakで1週間授業が休みとなりました。多くの学生が実家に帰省するため、キャンパス内はとても静かでした。

3月19日に盲目のピアニストとして有名な辻井伸行さんがアメリカツアーの一環としてジョージア大学を訪問され、キャンパス内のコンサートホールで演奏会が行われました。

個人の近況

Spring breakは、キャンパスに残り、読書をしたり、スポーツをしたりと、少しゆっくりと過ごしました。アメリカ人の学生の多くが実家に帰省してしまうため、休みの1週間は留学生だけがキャンパス内に取り残されたような感じでした。静かなキャンパスでよいリフレッシュができたように思います。

Spring break後は、いつも通りの忙しい生活が戻ってきています。4月にHealth Economicsの授業でグループプレゼンテーションがあるため、そのリサーチ・準備に取りかかっています。グループのメンバーと、日本とアメリカの医療制度の比較を行っていますが、医療サービスの価格設定や、医療保険制度の構造など、医療を取り巻く様々な場面に違いを発見できて、なかなか興味深いです。アメリカも、いわゆる「オバマケア」の政策で、国民皆保険(民間の保険会社が供給主体ではありますが)を模索しており、すでに国民皆保険を実現している日本の状況について、興味を持って聞いてもらえるのではないかと期待しています。

4月

大学に関する近況

通常の授業が4月29日に終了し、Reading Day(30日)をはさんで、期末試験が始まっています。

個人の近況

4月は、帰国を目前に控えて、10ヶ月あまりの留学生活を振り返る機会が多かったように思います。これまでにできたこと、できなかったことを振り返って、残りの生活をどのように過ごしていこうか、毎日のように考えていました。生活の面では、友達とご飯を食べながら話をしたり、教会に連れて行ってもらったりと、コミュニケーションの機会を増やすようにしていました。授業の方は、期末というだけあって、テストやプレゼンテーションが毎週のようにあり、少し忙しかったです。特に、プレゼンテーションはジョージアに来て初めての挑戦だったので、かなり緊張しました。プレゼンが終わった後に、先生に印象を尋ねたところ、データの使い方や、論理的構成を評価してもらえた一方、英語の抑揚の付け方や、話すときのアイコンタクトについて直すべき点を指摘されました。

5月

大学に関する近況

5月1日から5月7日まで期末試験が行われました。

5月9日、10日に卒業式が行われました。

個人の近況

帰国や別れを意識しながら、期末試験に向けて勉強に集中するのはなかなか大変でした。勉強に集中できないときは、日記を書いたり、散歩をしたりして、気持ちを整理するようにしていました。お世話になった何人かの友達と、これまでどうやって生きてきたのか、これから先どうやって生きていきたいのかなど、少し長い話をする時間もとりました。帰国や将来について不安を感じたときに、私の話を聞いてくれる友達が持てたことは幸いでした。

テスト後の9日には、お世話になった友達の卒業式に出席してきました。

YIさん
サンディエゴ州立大学(San Diego State University)
平成24年9月~平成25年4月の月例報告より抜粋

9月

大学に関する近況

学食と呼べるものはなく、食事は某大手サンドイッチチェーン のようなお店が校内にいくつかある。講義において、生徒が積極的でレクチャーを止めてまで質問しているのには驚いた。

10月

大学に関する近況

・クラスでは中間試験が始まった。初めは授業についていけるか不安だったが、試験がうまくいったせいか、徐々に不安はなくなってきた。

・予習をすれば講義のほとんどを理解できるが、予習をしないとかなり苦労することが分かった。

・英語でのプレゼンテーションを初めて行った。ポイントをうまく伝えようと努めたが、緊張のせいか棒読みになってしまった。しかし、暗記していたせか、評価はよかった。

個人の近況

生活には慣れたが車がないと不便である。平日はクラスの後図書館で少し勉強し、金曜土曜は出かけるという生活のリズムが出来上がった。

11月

大学に関する近況

期末試験が近づいてきた。そのため、週末にも勉強に費やす時間が増えたが、キャンプの授業でAnza Borrego Desert へ行き、大自然の中でハイキングとキャンプをして、大きくリフレッシュができた。

個人の近況

今学期の終わりが近づいたが、アメリカの授業は日本の授業と比べ、総じておもしろいと感じた。例えば、経済学では、ミクロ、マクロ経済学、数理統計学などの基本の授業はもちろん、スポーツの経済学や移民の経済学などの応用の授業が豊富で、自分が学んできた理論が実際にどのような形で解釈されているかを勉強できる。基本をおさえていないとかなり難しい上、予習も大変だが、振り返ると非常におもしろい授業だった。

12月

大学に関する近況

長い期末試験期間が終了し、冬休みが始まった。試験期間中の図書館の混み具合は横浜国立大学よりもすごく、地べたに座る生徒もいるなど、大きな図書館がいっぱいになった。San Diego SDSU Alert という生徒が強盗などの被害にあうメールが時折届くため、夜間は危険だと感じる。ジムが1 日以外毎日空いているので、2 日に一度の頻度で筋トレやエクササイズをしている。学生の多くが、ジムを活用しているため、施設は広いしシャワーやサウナがあるなど、環境がとても良い。

個人の近況

アメリカ人のルームメイトや留学生の友人はそれぞれ、実家に帰っているため、住んでいる寮はとても静かである。自由な時間が十分にあるため、勉強や旅行、買い物やトレーニングをしたりと、有意義な時間を過ごしている。

2月

大学に関する近況

平日はほぼ、授業か図書館で過ごすスタイルが定着してきました。 2月の終わりに、日本人の友人からリヨン日本人会のパーティーに誘われ、フランスで働く日本人の方とお話しできる機会がありました。東レや日本メーカーなどにつとめ、海外転勤をしている方や、フランスで現地の人同様に就職した方など様々な経験をお持ちの方とお話しできました。私自身、フランスでの悩みや帰国後に迫る就職活動などの相談などに乗っていただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。

4月

大学に関する近況

4月は中間試験やプレゼンテーションが重なり忙しい月だった。4月29日の午後7時くらいに図書館が封鎖された。爆弾が仕掛けられたという手紙が届けられたということだったが、ボストンテロ事件のこともあり、非常に不安であったが何事もなく終わった。4月には他にもいくつか盗難事件があった。

個人の近況

残りひと月となり、日本に帰る準備を始めた。3月から就職活動を細々と始めている。PageOneというUCSDを拠点に活動している就活支援グループがあり、面接の練習やレジュメの書き方など就活に必要な知識を学んでいる。

授業に関して、プレゼンテーションが今月3つあった。こちらの学生のプレゼン能力には毎回驚かされる。教授のように堂々と話すことはもちろん、ところどころユーモアを挟んでいて聞いていて飽きるということがない。もちろんすべての学生がそうというわけではないが、同じ学生としてとても刺激になっている。

SKさん
サンディエゴ州立大学(San Diego State University)
平成24年10月~平成25年5月の月例報告より抜粋

10月

大学に関する近況

中間試験が一段落しつつある。日本と違いほとんどの授業で学期間に二度以上の中間試験が予定されており、私は今期は4コマしか履修していないが、この一ヶ月は毎週のように何かの中間試験を受けた。また中間レポートもあるので、平日は締め切りやテスト勉強に追われ、非常に一ヶ月が早く過ぎた気がする。

個人の近況

サンディエゴも季節の変わり目であり、日がどんどん短くなっている。昼夜の寒暖差も大きくなって来た為か体調を崩してしまい、2~3日の間非常に辛かった。日本から薬を持って来ており役に立った。

また日本語学部の人に漢字を教える機会があり、漢字の成り立ちを聞かれたのだがほとんど答えられなかった。自分の日本語力とそれを英語で伝える難しさと面白さを感じた。

11月

大学に関する近況

今週(12月第一週)から徐々にfinal exam が始まる。科目によっては次の週に期末を控えているにも関わらず、未だにmidterm exam を課す授業もあり、日本との教育システムの違いを痛感する。また、thanksgiving を堺に学生が勉強モードにはいった気がする。

個人の近況

11月に入ってから、だんだん気温が下がり雨も時折降るようになってきた。とはいえ日本の気温や気候とは比べ物にならぬほど過ごしやすい。

12月

大学に関する近況

:二週目にファイナルが終わった。個人的には科目が四つと少なくまた中間テストも二~三回行われていたため、日本の期末試験期間よりも切羽詰ることはなかったと思う。成績は年内に全て出揃うことになっており、横国よりもはるかに便利に思える。また試験に関しては、教授に直接お願いすることで、すべての科目で電子辞書の使用が許可された。

個人の近況

ファイナルも終わったので一ヶ月の休暇となった。休暇が始まると同時にほとんどの学生が帰省をし、大学は異様なほど静かになった。

1月

大学に関する近況

およそ一ヶ月の冬休みが終わり、1月16日よりspring semesterが始まった。私の登録授業数は5科目で、先セメスターではミクロやマクロの基礎科目を履修したので、今期は主に応用経済を履修した。個人的には、応用経済学の科目数は横国よりもバラエティに富んでいる気がする。(Economics Problem of Latin America, Economics of Sports など)

個人の近況

冬休みの間、私しかいなかった寮にルームメイトが戻ってきた。冬休みはLAに行ったり、知り合いのいるSacramentoに行ったり、幸い退屈することはなかった。街中がお祝いムードだったクリスマスに比べ年末年始は落ち着いた時が流れたように感じる。

日本とは比べ物にならないが、朝晩寒く感じられる。しかし一方で日中は汗ばむほど暑い日もある。

2月

大学に関する近況

イントロダクションや基礎の確認が主だった先月に比べ、各教科で本格的に授業が始まり、再びクイズやテストで忙しい毎日に戻った。今のところ4教科のテストが終わったが、メールやオフィスアワーなどで教授に直接頼んだところ、全ての教科で電子辞書の持ち込みが許可された。

個人の近況

カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)で行われた日本人学生の為の就職活動サークルの様なものに行った。

3月

大学に関する近況

23日から4月7日までスプリングブレイクのため、3月は毎日クイズやテスト、ペーパーなどで忙しい日々だった。この期間はミールプランが使えないので、少々不便である。

個人の近況

サンフランシスコ・ラスベガス・グランドキャニオンに行ったが、それぞれ全く違う景色を持っており、アメリカは広いと改めて感じた。

4月

大学に関する近況

一週間のスプリングブレイクも終わり、大学はセメスター終わりにむけ慌ただしくなってきた。授業では4月中に中間テスト二つ、プレゼンテーション二つ、ペーパー二つと、履修登録した授業は5科目にも関わらず、盛りだくさんだった。再来週は期末になるので、当分忙しそうである。

個人の近況

4月と言えば日本では新たな年度の始まりで、様々な変化が起こるが、こちらは何も変化は起きず、いたって普通の毎日である。日本とのギャップに驚かされた。

前述の通り授業が忙しかったため、平日は図書館に籠っていた。24時間開いているのは助かる。

今学期の最後の日に、寮を追い出されてしまうので、帰国までの間、友達の家にお世話になることにした。

その他

ここ三週間程度、犯罪が続発しているらしい。だいたい強盗だが、数日前に図書館に爆弾が置かれたため、数時間図書館が利用できなかった。脅しだけのようだったが、治安のよいとされるサンディエゴでこのような騒ぎも起こるのだと思った。

5月

大学に関する近況

第二週に期末テストが行われた。全教科が期末テスト週間にテストが行われたため、かなり大変だった。ちなみに他の多くの授業では、第一週またはそれ以前に期末テストを行い、授業終了となっていたので、私はたまたまテストが重なっただけのようだ。

テストが終わって24時間以内に寮を出なければならないため、非常に不便だと感じた。

試験後1週間程度で成績が分かった。

YYさん
パリ大学東クレテイユ校(Université Paris-Est Créteil Val de Marne)
平成24年10月~平成24年11月の月例報告より抜粋

10月

大学に関する近況

こちらでの生活も1カ月がたち、授業も50%ぐらい理解できるようになってきました。まだまだ理解できない事が多いですが、そこは予習復習をしっかり行い補いたいと考えています。

また、10月に入り学生証を頂き、大学内の図書館やパソコン、プリンターを使用する事が出来るようになりました。以後使用できる施設を出来るだけ活用し、勉学に励みたいと考えています。

個人の近況

10月に入り新たに二つの事を始めました。

  1. 現地の器械体操クラブに入会し、体操しながら、フランス人と日々接しています。
  2. Language exchange プログラムに参加し、毎週火曜日、英語とフランス語で現地の人と会話をしています。

また先日フランス人の友人から日本人とフランス人を対象に文化交換・言語交換を行っている交流団体があると教えていただいたので、11月から参加してみようと考えています。

その他

私が現在行っているフランス語の勉強方法を明記したいと思います。

  1. DVDを見てリスニングの勉強。
    アニメなど比較的わかりやすいのから入り現在はドラマを見ています。
  2. 現地の子供が読む本を音読。
    フランスで有名なpetit prince や petit Nicolas を読んでいます。

だいぶリーディング力がついたので、今後は経済学の文献などにも手を出していこうと考えています。

11月

大学に関する近況

授業も終盤に近づき、内容が難しくなって来ました。授業のレジュメを何度も読み返しながら、少しでも理解できるように心がけています。

また、先日フランス語の授業でテストがあり、何とか合格点を取る事が出来ました。

12 月末~1 月初めに行われる期末テストに向けて、図書館・自宅等で、空き時間を利用し、勉強しております。

個人の近況

11月に入り、日本人とフランス人を対象に文化交換・言語交換を行っている交流団体に参加するようになりました。毎週火曜日と木曜日は、フランス語と日本語の言語交換を行っています。先日の日曜日はその団体で仲良くなったフランス人の友達の家でクレープパーティーを行いました。参加者の中には日本人も居たのですが、皆フランス語を流暢に話しており、とてもいい刺激になりました。

また、留学生とフランス人が交流する団体にも足を運び、先日総勢70 名でシャンパーニュという街に観光に行ってきました。

その他

来年留学を考えている人のために、主な1 週間の生活と役に立つ団体を載せておきます。

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
朝~昼 授業 授業 授業 自由 授業 主に留学生とフランス人の交流団体に参加 主に日仏交流団体のイベントに参加
昼~夕方 フランス人のおじいさん・おばあさんと会話 授業 授業 自由 授業
夕方~夜 器械体操クラブ 日仏言語交換 器械体操 日仏言語交換 自由

団体名
Yuai :フランス人と日本人が交流するコミュニティ
CILP:留学生とフランス人が交流するコミュニティ
MAG club:退職年齢を迎えたお爺さん・お婆さんが留学生のためにフランス語教えてくれるコミュニティ

KHさん
華東師範大学(华东师范大学)
平成24年9月~平成25年6月の月例報告より抜粋

9月

大学に関する近況

今月から授業が始まり、最初の週は先生の言うことを理解することに困難を覚えたが今は少し楽になった。クラスは多国籍であり、授業内容もバラエティに富んでいる。授業で学んだ知識は実際に町中で活かすことができるものが多く、インプット・アウトプットがしっかりしていると感じた。時間的な余裕はあるので予習・復習はしっかりできている。

個人の近況

最初の月ということもあり、手続きが多かったが特に問題もなくこなせた。2人一部屋のルームメイトは日本人であり、特にコミュニケーションには難を抱えていない。大学周りもだいぶ地理がわかるようになり、いろいろな店や道を散策することが出来た。

10月

大学に関する近況

授業にだいぶ慣れることが出来た。クラスメートとも打ち解けるようになり自然と中国語で会話できるようになった。授業外では大学の野球サークルに参加し、積極的に中国人学生と交流するように心がけている。また先日学生団体が主催する日中交流会というものに参加して中国人と交流することが出来た。今後も授業と平行しつつこうした交流を積極的に行って行きたいと思っている。

その他

上海横国会に参加してきた。OB の方はみな優しい方ばかりで話しやすかった。大学内で生活していると社会人の方と交流する機会は少なく、横国会という機会はとても貴重であった。

11月

個人の近況

上海理工大学というところで開催されている日本語交流会に参加した。同大学の日本語学科の生徒と交流するもので中国の文化がわかり楽しかった。この交流会は毎週行われており、次回は私が「デフレ経済」についてプレゼンをする予定。インフレしか経験したことがないであろう中国の学生にデフレとは何かを出来るだけわかりやすく紹介したい。

その他

今月も上海横国会に参加してきた。とても有意義な会だったと思う。またアジア英語討論会のメンバーが再び中国上海に来ていたので彼らとも少し交流した。日本での大学の様子がわかりよかったと思う。

3月

大学に関する近況

新学期が始まった。先学期は中国語のみであったが今学期からは中国人の学生とともに専門の授業を履修している。現在は「投資学」「行動金融学」「中日文化比較論」を履修している。あえてコマ数を減らし、余剰時間を授業の予習・復習に当てている。

個人の近況

1月に受けたHSK5級は合格していたので今度は6級を目指そうと思う。先学期と異なり現在は中国語の授業を履修していないが、その分中国人学生との交流の機会を増やし中国語の向上を目指している。5月もしくは6月にHSK6級を受ける予定。

その他

横浜国立大学教育人間科学部から白水教授のスタジオの方々が華東師範大学に来た。たまたまサークルの後輩も来ており、いい交流ができたと思う。

4月

大学に関する近況

ちょうど中間の時期である。テストはないが、英語と中国語でレポートを一つずつ提出予定。外国語でのレポートはなかなか負担であるが勉強にもなる。

その他

4月14日に上海の日本人留学生と中国人学生とで上海日中友好成人式なるものを企画・開催した。日本の報道機関でも報道され、日本と中国の友好の架け橋につながったと思う。このイベントの運営を通じて様々なことが学べた。

5月

大学に関する近況

授業で英語によるプレゼンテーションを行った。10分程度のものだったが自分の考えをきちんと述べられたと思う。

また別の授業では中国語によるレポートを提出した。テストは7月第一週。

個人の近況

HSK6級を受験した。リーディングとライティングは手応えがあったがリスニングが難しかった。合否は6月中旬。ただHSKは日本では認知度が低いので帰国後は中国語検定を受験予定。

6月

大学に関する近況

プレゼンテーション、レポートの提出、およびテストが終わった。レポートおよびプレゼンテーションに関しては既に評価が帰ってきており、レポートに関しては2教科とも高評価、プレゼンテーションも同様であったが、テストはかなり難しかった。

個人の近況

HSK6級は無事に合格した。現在は帰国に向けて準備中。帰国まであまり時間はないが手続きは多いのでミスのないようにしたい。

WTさん
トロント大学(University of Toronto, Faculty of Arts and Science)
平成24年12月~平成25年3月の月例報告より抜粋

12月

大学に関する近況

12月は学期末であるが、試験は分散しており、前月の終盤から今月の終わりにかけて一か月以内の範囲である。この期間、学生寮の最上階が午後四時から午前四時まで解放され、熱心な学生が勉強にいそしむ。期末試験の配点が実質成績を決めるので、好成績を望む学生の緊張感はかなり切迫している。

個人の近況

ノースウェスト準州のイエローナイフまでオーロラ鑑賞に出かけた。自然現象につき、確実ではないといわれたものの、幸い比較的強いオーロラを見ることができた。

その他

日本の衆議院選挙の期日前投票を行おうとしたが、手続きに一か月以上かかるといわれたために諦めてしまった。そもそも入国してから三か月以上現地に居住していることが資格となっているため、投票は不可能であった。

1月

大学に関する近況

カナダでは冬期休暇は短く、1月初旬から授業が開始する。一方では学期自体は短めであるので、ちょうど日本の春学期の始まる四月初旬には終了してしまう。

授業に関しては三年次の科目を一つ追加した。半期の科目は12週三時間で授業が終了してしまうため、多少内容を省略した急ぎ足のものとなっている。

個人の近況

無事歯の治療を済ませることができた。幸いトロント近郊に日系の歯科医があり、作成した予約や症状の英文を使用する機会もなかった。応急処置とはいうものの、本格的な処置をしていただき非常に助かった。

その他

トロント大学で日本人会の幹事を務めている友人によると、千人以上が参加する新年会が毎年日本人によって開かれており、今年も大盛況であったそうだ。留学生の減少など、日本の対外進出意欲は衰えてきているといわれているが、こちらに住んでいる日本の方々は、真剣にコミュニティを盛り立てている。この時流の中での、日本人の人々の姿勢には勇気づけられた。

2月

大学に関する近況

通年授業のほうはいよいよ終盤に差し掛かってきた。明白に文理の区分がされていない北米では、経済学は易しめの数理学の様に扱われている為(経済学専攻でも二年次以降の高度な数学が一部カリキュラムに含まれる)、数式が複雑になってきた。統計学でも、標本不偏分散(unbiased estimate of population variance)の公式証明など、本格的な統計理論が開始した。現地生でも脱落が出ている模様である。

個人の近況

寮のフロアのイベントで、バスケットボール(NBA)の観戦をした。もともとスポーツ観戦は日本でもたまにする程度であったので、良い刺激となった。トロントにはアメリカ以外で唯一の大リーグチームとNBAチームがあり、それぞれ地元民に愛されているようだ。

3月

大学に関する近況

授業は四月の初めには終了してしまうため、三月が事実上の最後の月となる。期末試験へ向けて昨年の内容の予習を行ったが、その中で授業への理解度の向上を実感した。何とか教員とも質問を含めた交流を行うことができ、留学当初の目標である「英語で経済学を学習する」は達成できたのではなかろうか。

個人の近況

試験日程は、試験の直前(三月の半ば)に発表される。それぞれの授業の教官が任意で日程を調整している為、最終試験日や試験の配置などに「格差」が生まれてしまっている。幸い、自分は比較的良い日程となったが、最終試験日が全校の最終試験日となったため、帰国時の余裕がなくなってしまった。

STさん
トロント大学(University of Toronto, Faculty of Arts and Science)
平成24年11月~平成25年4月の月例報告より抜粋

11月

大学に関する近況

11月上旬は各教科の中間試験などもあり、とても忙しかったです。その後、11月10日から13日にNovember Break という四連休がありました。11月下旬には、教科によってレポート提出などもあり、また12月に入ると期末試験も始まるので、勉強がとても忙しい月でした。

個人の近況

11 月まで週1回、留学生センターが主催する英語の少人数授業がありました。

12月

大学に関する近況

12月上旬で授業はいったん終了し、テスト期間に入りました。半期の科目はここでfinal exam を迎え成績が決まり、通年の授業はテスト(mid term)がある授業もあれば、年明けにテストが行われるものもあります。テスト、レポート提出が終わった生徒は冬休みに入るので、中には休みが1ヶ月にものぼる人もいました。

個人の近況

On campus の寮に住んでいる生徒は、冬休み期間中の12月21日から1月6日まで必ず寮からでなければなりませんでした。カナダ出身の学生はテストが終わるとクリスマスを家族と過ごすため帰省していました。私の友人の留学生は大体トロントに残っていましたが、就活のために帰国した日本人学生も数人いました。私個人はせっかくの機会だったので、モントリオール、ケベック、そしてニューヨークに旅行に行ってきました。

1月

大学に関する近況

1月7日から新学期が始まりました。この時期は、休み明けのテストやレポート提出に追われている学生もたくさんいます。特に一年生の授業は、レポートや課題提出が多いらしく、大変そうです。

個人の近況

私も冬休みが明けて二週間後くらいにテストが一つありました。中間試験の日程は、科目によってかなり違ってくるので、冬休み前にもテスト、明けてすぐにもテストと、常に試験週間であるかのような感じがするときもあります。

2月

大学に関する近況

2月16日から2月24日まで、Reading Weekと言って一週間ほどの休みがありました。これは文字通り、授業の教材のreading が遅れてしまっている人が追いつくためや、たまった課題や勉強をこなすためにある期間です。しかし四年生の友人曰く、この休みの間に勉強する人なんてほとんどいないそうです。

個人の近況

2月15日に final exam の日程が発表されました。学校の寮は、最後のテストから48時間以内に退出しないといけないというルールがあるので、海外から来ている留学生にとっては少し大変です。テスト期間は4月8日から4月30日で、各自テストが終わり次第学期が終了なので、みな休みに入る日もばらばらです。4月の上旬に終わる人や、さらにはテスト期間に入る前に授業内でテストをやるため、4月8日以前に終わる人もいるそうです。私の最終試験は4月25日なので、比較的終わるのが遅い方だと思います。

3月

大学に関する近況

今学期の講義は4月の1週目までで終了し、その後は期末試験のテスト期間に入ります。学校や寮の行事なども一通り終わり、あとは期末レポート、テストを残すのみとなりました。

個人の近況

3月29日の金曜日は、Good Friday というキリスト教の祝日でした。様々な文化的背景を持つトロントで生活していると、カナダがキリスト教の国家だということを忘れてしまいがちです。

実際、キリスト教徒が多いと言っても、日曜の朝に毎週欠かさず教会に行くなどという熱心な人はあまり多くはないと思います。信仰の厚いキリスト教徒の友人からすると、そういう人の大多数は無宗教(atheist)に分類されるらしいです。このようなことからも、トロントでは、多種多様な背景を持つ人々が共存できているのではないかと感じました。

4月

大学に関する近況

4月の第一週で講義はすべて終了しました。月曜日、火曜日とテスト準備期間があり、10日の水曜日からテスト期間が始まりました。テストが終わるとほとんどの学生は夏休みに入りますが、Summer Termの授業を取る学生も一部にはいるようです。Summer Termは専門分野、もしくは副専攻分野の必修科目を履修するために使う学生が多いようです。履修の上限や、一週間の授業数が多く、短期間での単位取得ができるなど、春学期、秋学期のシステムとは少し異なるようです。

個人の近況

テスト期間には、ミクロ経済学、マクロ経済学、そして国際経済学のテストがありました。それぞれのテストの日程も分散されていたので、Economics Department も経済専攻の学生のために、テストの日程を配慮しているのだろうと感じました。他の専攻の友人の日程を聞いてみると、うまく分散されている人が多かったので、自分のまわりでは、パーティーを開いたりしている人が多く、騒がしいテスト期間でした。

YFさん
カーディフ大学(Cardiff University)
平成24年11月~平成25年5月の月例報告より抜粋

11月

大学に関する近況

11月はすごく充実でありながら忙しい月となり、中間リポートにおわれました。授業によって、締め切りも違うし、字数制限も違います。原則として一年生の授業の課題の字数制限は1500字ぐらいで、二年生のは2500以上です。図書館も満員で、business schoolの24時間勉強できるstudent centreは大人気です。週末の夜でも学生でいっぱいです。夜12時ぐらいに200ぐらいある教室で必死に勉強する学生の様子は圧巻でした。

11月のWales はまだそんなに寒くなく、雪も降っていません。前期の授業は12月の初旬に終わります。Leture 以外にtutorial という授業の形もあります。10人ぐらいのtutorial の授業ではgroup discussionしたりしています。

個人の近況

私の履修科目は金融市場と金融機関、marketing, advertising, people and organization です。これに加え、一年生向けの経営学を朝貢しています。Cardiff 大学の授業はペースが速く復習が必要不可欠です。毎週reading listが出され、読むことも大変です。

12月

大学に関する近況

12月のWales はまだそんなに寒くないです。いよいよ期末期間が来ました。私の場合履修している授業は全部論文提出です。14日からChristmas recession が始まりました。冬休みといっても、24時間営業のstudy centre には相変わらず勉強する人がいっぱいです。11月にJapan exhibition というロンドンに行われたイベントに参加しました。各セクションに分かれて、study in Japan, working in Japan、不況の世の中においても、日本人はまだ恵まれた生活を送っているイメージが強いです。Managementの授業では日本型経営が重要視されています。

個人の近況

1月に戻ったら論文を提出しなければならないため、冬休みも利用して論文のリサーチを始めました。

1月

大学に関する近況

新しい学期に入りました。10科目履修することにしました。前期提出したレポーの成績が出ました。満点が100点で、Pass lineは40点です。イギリスでは授業に出席しているだけでは良い成績がつくはずもなく留学生といって配慮されることもありません。その上、論文には、授業の内容以外のindependent readingをすべて読み、理解して書くことがとても重要で。単に授業に取り上げた内容を書くと、低い成績になります。

個人の近況

最近、日本語を勉強している学生とexchange studyを始めました。私は彼らに日本語を教える一方、彼らは私と英語会話の練習をします。win-winの形です。

3月

大学に関する近況

イギリスの大学は一般的に3月22日からEaster の春休みに入ります。現地の学生は帰省しますが、留学生にとっては旅行期間となります。日本と違って、イギリスの大学は春休みが終わった後に期末試験を行なうので、旅行中でも、毎日最低2時間の勉強時間を確保しました。私は試験が4科目とレポート2つと口頭試問が一つあります。論文形式の試験は一科目3時間です。

個人の近況

私はEasterの春休みを利用して、ヨーロッパ旅行しに行きました。

4月

大学に関する近況

4月下旬、やっと暖かくなり、Walesの春を味わえる毎日です。4月中旬には、大部分の授業が終了し、revision week(期末前2週間は自習期間)となりました。復習する範囲が広い講義科目は友達とstudy groupを作り章ごとに分担し効率よく勉強しています。日本と違って、全部の試験は論文形式で、8のトピックから3つ選び回答します。試験時間は3時間です。40%がpass lineで、不可となった人は夏季休暇中再試を受験できますが、進級できません。ですから、現地の人は一所懸命頑張っています。

個人の近況

Walesの春の風景も味わいたくて週末はいつもWalesの田舎や公園などで花見を楽しんでいます。

5月

大学に関する近況

5月は試験勉強に忙しい一ヶ月でした。一ヶ月間授業はないのですが、とにかく試験勉強をしていました。寮の近くに理工学部の24時間使用できる図書館があるので、いつもその図書館で勉強しています。夜11時半ぐらいになっても満員で、モチベーションが高まります。

個人の近況

TOEICを受けたら高得点でした。これも、留学のおかげです。1年間英語力がすごくアップした感じがします。もちろん英語力だけではなく、専門科目への興味を一層高まりました。