経済学部の国際交流

横浜国立大学経済学部国際教育推進委員長 マッコーレー 教授

経済学部は、国際教育を推進するために様々な取り組みをしています。ここでは、Global Studies in Economics (英語討論会、夏期集中講座、交換留学(派遣))、国際交流ラウンジ、留学生担当教員、英語による専門科目、Global Business and Economics 教育プログラム(GBEEP)、英語による修士プログラムについて概略を説明いたします。詳細については、経済学部のサイト上の関連ページをご覧ください。

1.英語討論会

経済学部では、海外の大学との間で英語討論会を行っています。例年、10名程度の経済学部生が、海外の大学を1週間程度、訪問し、訪問先大学の学部生を相手に英語で経済に関する討論を行っています。訪問先大学での講義の聴講や現地の企業訪問も行っています。

経済学部が英語討論会を始めてから今年で11年目となります。経済学部は、ドイツのエルフルト大学との間で初の英語討論会を開催した2004年以降、毎年、訪問先大学を変えながら、欧州の2大学との間で英語討論会を開催しています。2010年に中国の華東師範大学との間で初のアジア英語討論会を開催、2013年にGlobal Applied Economics Forumを開始し、現在は3つの討論会を世界各地で実施しています。

英語討論会は、経済に関する実践的英語力の養成を主たる目的としています。参加学生は、約半年の間、討論会のトピックについて調査、研究を行い、ネイティヴスピーカーによる指導を受けます。トピックに関する専門的知識を深めると同時に、経済の語彙力、英語によるプレゼンテーションスキル、ディベート能力を磨きます。

英語討論会は、本学部に在籍する多様な学生のニーズに対応しています。例えば、外国学校出身学生、非英語圏から本学部への留学生、交換留学(派遣)経験者など、海外在住経験のある学生も参加しています。英語討論会は、専門的知識と高度な英語力を活用する機会を提供し、彼らの高度な英語力を維持、向上させるのに役立っています。

2.Applied Economics Intensive at University of Edinburgh

交換留学を実現させたり、英語討論会に参加したりするための準備対策として、カデミック英語力養成のための夏期集中講座を2014年度からエディンバラ大学(スコットランド)にて実施しています。カリキュラムは本学経済学部とエディンバラ大学英語教育センターが経済学を学ぶ学生のために共同開発しました。横浜国立大学専用の語学研修で4週間、週20時間の授業を行い,期間中はホームステイとなります。

3.交換留学(派遣)

本学は、優秀な学部生と大学院生を(学生交換に関わる覚書を締結した)海外の学術交流協定大学へ1年間(半年間も可)派遣しています。経済学部からも毎年数名の学部生が世界各地の大学へ派遣されています。交換留学(派遣)が開始された2003年度から2016年度までに117名の経済学部生が交換留学(派遣)によって派遣されています。グラフ1はその間の派遣実績、表1はこれを派遣先別に整理したものです。

英語討論会と異なり、交換留学(派遣)は派遣先大学での専門的知識の習得に重点を置いています。派遣先大学では、正規の学部生と同様に、経済学の専門科目を履修し、課題をこなし、試験に合格する必要があります。 交換留学(派遣)を成功に導くには、高度な語学力だけでなく、経済学の理論、数学、統計学などの専門的知識、レポート、タームペーパーなどの実用文の書き方を身に付ける必要があります。それには、入学と同時に準備を開始する必要があります。

このため、経済学部では、交換留学(派遣)を成功させるために体系的な指導を行っています。入学時のオリエンテーションでは『Global Studies in Economics』のガイドブックを入学生全員に配布し、交換留学(派遣)の準備や心構えについて指導し、交換留学(派遣)希望者は入学直後から準備に取り掛かることができるようにしています。更に、教員、学務係職員、交換留学(派遣)帰国学生による年2回(5月及び11月の予定)の経済学部独自のオリエンテーション、教員による個別相談、帰国学生の成果報告会など、1年を通し、指導を行っています。

4.経済学部国際交流ラウンジ

経済学部は、在籍する留学生と日本人学生との交流を促進するために、2008年に国際交流ラウンジを設置しました。 国際交流ラウンジは、日常的な国際交流の場として機能しており、経済学部独自の国際交流イベントが行われています。その他、英語討論会や夏期集中講座(Applied Economics Intensive)などの準備学修や授業のために定期的に利用されています。

5.留学生担当の教員

経済学部の留学生は、留学生担当の先生による、就学上、生活上のきめ細やかな指導を受けることができます。春学期と秋学期の履修登録時には個別面談があります。

留学生担当の先生は、留学生にとってアプローチしやすく、頼れる存在となっています。先生の研究室には、次々と留学生が相談に訪れ、研究室からは、いつも和やかな会話が聞こえてきます。先生は英語を流暢に話すので、英語でも日本語と同様に対応できます。

6.英語による専門科目

経済学部では、専門科目の一部を英語で開講しています。マイクロエコノミクス、英語による経済学、英語による経済事情、英語による地域公共政策、留学生と英語ディスカッション、初歩からの英語によるスピーチとディベート、欧州英語討論会、国際貿易政策などを開講しています。英語によるゼミナール、英語と日本語によるゼミナール、英語で書かれたテキストを用いるゼミナールもあります。卒業論文を英語で書く学生もいます。

7.Global Business and Economics 教育プログラム(GBEEP)

2017年4月、経済学部と経営学部は共同でGBEEPを新設しました。
グローバル化が進む ビジネスの場で不可欠な「経済学と経営学の両方の専門性」と「英語による実践的なコミュニケーション能力」を兼ね備え、
国際的に展開するグローバル企業で、
エキスパートとして活躍する 人材の育成をめざします。

8.英語による修士プログラム

2013年10月、英語による大学院プログラムを開設しました。留学生に対して魅力的な教育サービスを提供するために、これらのプログラムでは、教育の課程を通して英語を利用します。出願から、講義、試験、研究指導、論文執筆、そして最終審査に至るまで、日本語の知識は一切、要求されません。横浜の国際性を反映し、これらのプログラムでは、アジアをはじめ世界の国々から多くの留学生たちが学んでいます。詳しくは以下のサイトをご覧ください。


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